「海外赴任を行う社員」の健康管理を行う産業医にオススメな良記事

NNA ASIAに掲載されている「【プロの眼】海外駐在に不可欠となったメンタルケア」という記事ですが、ぜひ「海外赴任を行う社員」の健康管理を行う産業医にオススメしたいと思います。

書いていらっしゃるのは、臨床医を経て外務省医務官としてスーダン、フランス、セネガル、中国に合計12年間在勤されたという勝田吉彰先生。さすがの経歴に裏打ちされているだけあって、大変勉強になりました。

私も海外赴任を行っている社員の健康管理を行っていた時もあり、その時はメンタルヘルス疾患を発症して帰国、という方も中にはいらっしゃいました。そうしたことを事前に防ぐためにはどうしたらいいのか、という視点から非常に参考になります。

小見出しだけを列挙しますが、
1.海外駐在の時間は「超多忙」と「所在なき時間」の混在
2.「超多忙」は過重労働と隣り合わせ
3.「所在なき時間」に口を開けるアルコール問題
4.2~3カ月目にやってくる危機
5.欠かせない現地事情の把握と「フォローの仕組み」

とあり、海外赴任を行った社員との面談で聞く内容がとてもコンパクトにまとまっていました。

特に「これまでとは異なる環境に移ったとき、最初の生活立ち上げの時期を過ぎた着任数カ月後に危機的な時期”不適応期”がやってきます」「送り出した後は、担当者を決めて定期的に連絡・声を聴いて現状を把握する必要があります。ぜひその体制を構築してください」というのは、とても大切なことだと思われます。

このエントリーだけではなく、

【プロの眼】異文化への適応パターン、不適応期から諦観期を経て適応期へ

【プロの眼】海外赴任とアルコール問題

【プロの眼】送り出した海外駐在員をフォローする“仕組み” 定期的に電話で声を聞く、早期発見が大事

などもあり、こちらもオススメです。

付記

もしこうした産業医業務にご興味があり、「産業医をやってみたい」という臨床医の皆さん、私も転職時に利用させていただいた求人紹介会社である下記の二社にご登録・ご相談されてはいかがでしょうか。

リクルートドクターズキャリア

エムスリーキャリア

無料で親身になって相談に乗ってくださり、転職時にも大変お世話になりました。

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