認定産業医になるためには、「基礎研修(前期・実地・後期)」で50単位を集める必要がありますが(認定産業医になるための「効率的・低予算」での単位取得方法)、その「単位」には申請するまでの「有効期限」が実はあります。つまりは、その期間を過ぎるとせっかく集めた単位が無効となってしまうわけです。
日本医師会の「「日本医師会認定産業医」制度について」によりますと、
基礎研修最終受講日から5年以内に1回限り申請できます。ただし、50単位修了後、出来る限り速やかに申請して下さい。
とあります。
「基礎研修最終受講日から5年以内に1回限り申請できます」だけ読みますと、「48単位まで集めていて、そこから10年経って2単位を取得し、合計50単位でもOKなのか?」と考えてしまいがちですが、「ただし、50単位修了後、出来る限り速やかに申請して下さい」とあります。つまりは、「5年以内に単位を集めて申請してね」ということであると思われます。
やはり、産業衛生分野の内容や研修内容も日々変わるわけですし、「研修受けてから5年は経って欲しくない」というのが正直なところでしょう。認定産業医になるためには、「都道府県医師会長と日本医師会長の審査」がある(認定産業医になるための申請・登録方法)ことからも、あまり研修から日を置いての申請は望ましくないと思われます。できるだけ5年以内に50単位を取得、申請をするように心がけましょう。