タイトルは、企業におけるメンタルヘルス対策のセミナーで話された内容の一部です。どのような意味だか、お分かりですか?
2013年12月12日にふつうラボという企業が行っていたセミナー『うつなどのメンタル不調を出さないための新手法』に参加させていただきました。
講師は、椎名ストレスケア研究所代表・椎名雄一さん。不登校、そして20-30歳の間、うつ病を患われており、ご自身の体験を交え、企業におけるメンタル不調者対策について語ってらっしゃいました。
そこでは、「のび太はポケットを無くしたドラえもんを捨ててしまうのか?」といった話もされており、興味深く聞くことができました。
さて、頑固な上司・部下の方にどのように「イエス」と言わせるのか、そのテクニックが「イエスセット」です。
イエスセットとは、肝心な質問に「イエス」と言わせる前に、3度、別の質問で「イエス」と言わせておく、というもの。
実はこれを上手く利用しているのが、サンドイッチチェーン店のSUBWAY(サブウェイ)だそうです。
SUBWAY(サブウェイ)は、注文を行うとき、
・「パンは何になさいますか?」→客「ハニーオーツで」→「ハニーオーツですね?」→客「はい」
・「野菜は挟んでよろしいですか?」→客「はい」
・「ドレッシングは何になさいますか?」→客「シーザードレッシングで」→「シーザードレッシングですね?」→客「はい」
…のように、客に「はい」と答えさせる機会を多くしています。
結果、レジのところで「セットになさいますか?」と訊かれるのですが、そこで今まで「はい」と答えている以上、「いいえ」とは言いにくくなっている、といます。思わず、セットで頼んでしまう、というわけです。
このような「イエスセット」を利用すると、頑固な人の説得も、もしかしたら上手くいくかもしれませんね。
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