産業医が企業に採用される場合、大別して3つのルートがあります。
1つ目は、医局とつながりのあるような大企業ですと、そこから紹介されてくることがあります。また、すでに常勤となっている産業医がいる場合、その産業医から知人を紹介されて企業に採用される、というケースがあります。
ただ、大企業ともなると、医局などから紹介されても「はい、そうですか。その先生で」とはなりません。やはり選考を経て採用されますので、たとえそのようなルートからでも「即、採用されるんだろうな」と思ってはいけません(笑)
2つ目のルートは、医師会ルートです。とくに嘱託産業医のようなケースが多いですが、企業が医師会に「どなたか、産業医をご紹介いただけませんか?」とお伺いを立てて採用されるケースです。
3つ目のルートは、人材紹介会社ルートです。こちらは、
・リクルートドクターズキャリア
などの人材紹介会社に登録し、紹介された医師が採用されます。
ちなみに、それなりの企業ですと、常勤産業医を探す上で、「医局・知人紹介ルート」と「人材紹介会社ルート」を同時並行であたり、採用を行うところが多いようです。どちらのルートかはその応募者次第であり、「どちらが強い」ということはないように思います。