「医系技官」になる方法と注意点-応募方法や給与・利点など

「医系技官」とは、厚生労働省の行政官で医師免許・歯科医免許を所持した人たちのことです。医療制度、社会保障全般などについて携わり、国家公務員として働くということになるわけですね。

採用試験は、年1~2回で、前期試験と後期試験となっています(5月と10月にあり、後期試験がなくなることもあります。なお、歯科は後期試験のみ)。受験資格は、「平成16年4月以降医師免許を取得した方(歯科医師については平成18年4月以降)については、臨床研修を修了した者(見込みを含む)」と書かれています。

試験は、小論文・グループディスカッション・面接試験となっています。倍率は2~3倍であると言われていて、卒後10年以内に応募される方が多く、大半は初期研修終了直後に入省なさるそうです。採用は翌年の4月1日付けということになるそうです。

報酬は、国家公務員並み。立場としては公務員ということになるので、臨床医との兼業は不可です。なので、入省するとなると、臨床からは遠ざかるということを決断する必要がありますね。

魅力としては、臨床医としては覗けない世界を覗くことができる、という見識を広げられる点や、人脈を広げられるという点、理想的な医療の実現のために働くことができるといった点でしょうかね。

もし興味がおありで、強く希望される方は、「医系技官採用情報」をごらんになってはいかがでしょうか。

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