日経メディカルの「多様化する医師の転職行動」という記事が興味深かったので、ご紹介します。
どうして新専門医と転職活動が活発化することが繋がるのか、と疑問に思ったのですが、どうやら病院の病床再編に伴い、急性期機能を縮小するといった病院も出てきているそうです。
なおかつ、2017年4月にスタート予定の新専門医制度では、更新に勤務実態、診療実績、講習受講といった、さらに厳しい形での条件が課されているそうです。
その更新基準というハードルを越えるため、既に専門医を取得されている先生方が、「このままの勤務先では、更新基準を満たせん!」と思い、転職活動を始めるそうです。…もしかしたら、市中の病院から医師たちを大学病院へと戻して集約化する狙いもあったりするんですかね。
また、複数の専門医資格を持たれている方が、それらを更新するため、基準を満たす病院へ転職する、なんてケースもあるそうです。なんだか、専門医資格があるが故に、面倒な転職活動をしなきゃいけないなんて、自分の首を絞めているような感じですね(笑)
わざわざ転職して、報酬や勤務条件が良くなればいいですが、逆に悪くなる、なんてケースもあるわけですよね。後者のパターンですと、新専門医制度がまさに受難の制度となってしまいますね。
そうならないためにも、「リクルートドクターズキャリア[PR]」や「エムスリーキャリア」といった人材紹介会社のキャリアエージェントとしっかり綿密に相談して、転職を成功させましょう。「転職して良かった」と思えなきゃ、その労力が報われませんもんね。