私が「初めての産業医への転職」をやり直すなら改善したい3つのポイント

私の「初めての転職」は、やり直したいと思うことばかりです。かなりの遠回りをしてしまい、ロスが多い転職となってしまいました。

「初めてだからしょうがない」と思うかもしれませんが、特に若手の研鑽を積むべき時間を減らしてしまうのは、大きな損失であると思います。

そこで今回は、これから転職を控えていらっしゃる若手医師のために、ぜひ他山の石としていただきたいということについて書いてみたいと思います。

情報収集

まず一つ目としては、「情報収集」の面です。知人に産業医は一人もおらず、頼るのはネット情報のみ。しかも当時はSNSと言えばミクシィぐらいのもので、あとは電子掲示板ぐらいのものでした。

さらには、求人探しも「産業医 転職 求人 居住地」などで検索をするという方法であり、数少ない求人をようやく見つけては、問い合わせて未経験だと分かるとすぐに門前払いをされてしまう、という状況でした。

こうした産業医についての情報収集、求人情報については、当時では特にそうでしたが、ネットで、なおかつ自力で探すというのは非常に困難です。

その点、やはりすぐに転職事情に詳しい人材紹介会社の転職エージェントに相談をして、産業医の転職事情などを聞き、求人紹介を受けるということをすれば無駄な時間を過ごさずに済んだのに、と思います。

特に、産業医の転職事情については、転職エージェントなどの専門家に相談をした方が手っ取り早いですし、最新の情報をお持ちです。

現に、私はその後、リクルートドクターズキャリア[PR]の転職エージェントがかけてきた「その後、転職状況はいかがですか?」という電話で、そこからトントン拍子に転職活動が進みました。やはり餅は餅屋じゃないですが、転職のことは専門家に相談をすべきであると思います。

退職せずに転職活動を

二つ目としては、「内定が決まるまでは退職しない」ということです。やはり退職をしてしまってからの転職活動は、上手くいかないとプレッシャーを強く感じます。非常にストレスフルで、あまりお勧めはできません。

「退職してからの方が時間も多く使えるし、集中できるのでは?」と思われるかもしれませんが、プレッシャーの強い中、転職について考える時間が増えてしまうことは特に私のようなネガティブ思考の人間にとってはストレスを溜め込んでしまう結果になります。

ですので、内定が出て、次の転職先が決まった段階で退職する方がよろしいかと思います。

くれぐれも、「こんなところやめてやる!」と怒りや鬱憤を爆発させて辞めてしまうのは避けましょう。

「悩む」と「考える」の違い

三つ目は、転職について「悩む」のではなく「考える」ことをすべきでした。「悩む」とは、転職をしようかしまいかということを延々と答えの出ぬままループするような状態です。それでは一歩も進まず、時間ばかりを消費してしまいます。

実際、私はこのような「悩む」ことを続けてしまい、ネットで同じような境遇の方を見つけては「自分だけじゃないのか」とほっとしているようなことを続けていました。

一方、「考える」ということをする上で、まずは「転職についての情報」がないと考えることはできません。つまりは、先述の「一つ目 情報収集」ができていなかったので、こうした「考える」ことができずに悩み続けていたわけです。

転職おけるメリット・デメリットを把握したり、転職活動ではどのようなことをすべきか学んだり、求人情報を集めてみる…このようなことをした上で、最終的に実行に移すかどうか判断をします。転職をすると決めた場合、そこからは入職予定日を設定し、そこから逆算して転職活動をどうしていくか考えていきます。

こうした情報収集や準備ができていなかったので、行き当たりばったりの行動になってしまっていたわけです。

転職経験があれば、このあたりはスムーズに進めることができると思います。特に、経験者ほどすぐにリクルートドクターズキャリア[PR]などの転職エージェントに相談をして求人情報を躊躇なく問い合わせせることができるので、その分、ロスせずに済みます。

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