産業医への転職をお考えの方から、「求人を紹介してもらいたいと思っているのですが、どこの人材紹介会社に登録すればいいでしょうか?」「○○という会社は、医師転職のランキングサイトで1位のようなんですが、どうなんでしょう?」などといったことを相談されることがあります。
やはり人材紹介会社選びは皆さん迷われるようで、「会社名 評判」「会社名 口コミ」といったことで検索されたり、あるいは「医師転職」の検索で必ず現れるランキングサイトを参考にするといったことが多いようです。
もし私が、「産業医の転職をするなら、どこの求人紹介会社を選んだらいい?」と友人や知人に質問されたら、「リクルートドクターズキャリア[PR]がいいと思いますよ」とオススメすると思います。その理由について、今回は書いてみたいと思います。
求人数が多い
あなたが企業の「産業医を採用する」立場であったとして、どのような求人紹介会社に募集をかけますか?それはやはり、大手の求人紹介会社に依頼をするのではないでしょうか。
というのも、大手であればあるほど、その求人を目にするドクターが多くなるわけですし、結果的に「欲しい人材が見つかる」ことに繋がるのではないでしょうか。だからこそ、「産業医を募集したい」という企業は、大手の人材紹介会社に募集をかけるのだと思います。
ついつい「マイナーな人材紹介にこそ、好条件な産業医求人が眠っているのではないか。非公開求人は、そんなところにあるはず!」なんて思ってしまいがちですが、私の経験的にそんなことはなく、ほとんどの求人が、リクルートドクターズキャリアで紹介されたものと変わりなく、「だったらリクルートだけでよかったじゃん」となったわけです。
実際、「産業医の転職に強い!」と謳う人材紹介会社に複数登録したことがありましたが、真新しいと感じる求人はありませんでした。基本的には大手に求人をかけているのだなぁ、という印象です。
エージェントの数が多い
大手の人材紹介会社の方が、必然的にエージェントの数は多くなると思います。結果、担当する医師数も少なくなり、サポートもマイナーな人材紹介会社よりも手厚くなる傾向にあるように思います。
エージェント一人あたりの担当医師数が多いと、結果としてミスも多くなります。「面接の日時を誤って教えられてしまった」「面接前に、事前に教えられていた情報が間違っていた」なんてことがありましたら、シャレになりません。この点、やはりエージェントの医師担当数は重要なポイントであると思います。
また、万が一「このエージェント、合わないなぁ…」と思うようでしたら、「エージェントを変えてもらいたい」ということも言うことが可能です。人間、やはり合う・合わないというのはあるものです。そんな時にこそ、「多くのエージェントが在籍している」ということは大きな利点となると思います。
「マニュアル」の重要性
大手企業であるほど、業務における「マニュアル」がしっかりとしているということは言えると思います。そもそもマニュアルがありますと、「大きなやらかし」は少なくなると思います。
また、小規模の企業ですと、「一度、求人紹介したらその後のフォローアップはない」ということが結構ありますが、その点、リクルートですと、「その後、転職状況はいかがでしょうか?」といった確認があります。
マニュアルは、長年の知識や経験が集結したものですので、やはりそれがある企業というのは一つの強みであると思います。実際、私はこの「定期的なフォローアップ」に救われて、産業医転職が上手くいきました。
企業にとっての「大手だから」という信頼性
産業医の転職をする上で、「勤務医のための転職と産業医の転職は違う。だから、産業医専門の人材紹介会社を選んだ方がいいのでは?」と言われることがあります。
仮にその産業医専門の人材紹介会社をA社とした場合、そのA社を企業の採用に関わる担当者・部長・役員がよく知っているか、信用しているかと言われると、そんなことはないと思います。そもそも、産業医の採用を専門にしている社員であるわけでもないので、「産業医の転職」事情・業界について詳しいというわけでもありませんよね。
一方で、「リクルート」という企業は母体としている企業もよく知られており、やはり「大手企業ならでは」の信頼があります。産業医の採用に関しては、稟議にかけられて複数の方々の承認を経て行われます。その点、やはり「大手人材紹介会社が紹介した」というのは一つの信頼するポイントとなるのではないでしょうか。
企業としても「どこから紹介してもらうか」ということは、選定をする上ではある程度は重要視していると思いますので、リクルートドクターズキャリア[PR]という業界での大手企業からの紹介という利点は少なからずあると思います。