未経験で産業医へ転職する際に「希望年収へ届かない求人」も検討すべき3つの理由

転職を考える際、「希望年収」というのは求人を選定する上で非常に大切な要素です。仕事である以上、やはり労働の対価を当然もらうわけであり、「希望年収に届かない」求人は最初から検討する対象から外してしまう可能性があります。

しかしちょっと待ってください。特に未経験で産業医になる際には、そうした求人も検討すべき理由があります。

そこで今回の記事では、そんな未経験で産業医へ転職する際、「希望年収へ届かない求人」も検討すべき理由について書いてみたいと思います。

「一社目の壁」を超えるため

産業医の転職を考える際、「一社目の壁」というものがあります。「一社目の壁」とは、産業医の求人で「産業医経験あり」が条件となっていて応募すらできない、あるいは採用面接に漕ぎ着けられたとしても、経験者が優先して採用されてなかなか内定を得られないことを指します。

産業医未経験の医師が「一社目の壁」を超えるために必要なことまとめ
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そのため、まずその「一社目の壁」を超えるために、あえて希望年収に届かない求人も検討してみるのも手です。やや年収が低めに提示されている場合、倍率もそこまで高くない可能性がありますので、内定を得やすいというメリットがあります。

そこでまず2~3年働いてみて経験を積み、次の転職で希望年収に近づける、ということもよろしいのではないでしょうか。

「昇給」がある場合

企業によっては、入職当初は年収が低く抑えられていても、勤続年数・経験年数によっては次第に昇給していくということもあります。

未経験でかつ若手医師だと「かなり低いなぁ」と思われるかもしれませんが、年数による昇給が高めに設定されており、数年で希望年収に達する可能性は高いです。

ですので、「希望年収に満たないから」と最初からその求人を検討しないというのはもったいないです。

バイトとの組み合わせ

常勤先となる産業医の報酬が低くても、割の良い非常勤バイトを組み合わせて行えば、十分希望年収に近づけることは可能です。

具体的には、「常勤先で週4日勤務+研究日に外来バイト1日」といった働き方です。これならば無理なく働けるでしょうし、なおかつ臨床の勘を鈍らせずに済むということもあり、一石二鳥です。

最初から「バイトも行う」ことを考えておくことで、検討すべき求人の幅は広がると思います。

以上です。
未経験での産業医転職ということになりますと、やはりしっかりとコミュニケーションをとってくれて、提案力のある転職エージェントに求人紹介をしてもらいたいところです。私自身、3度の産業医転職で大変お世話になり、満足のいく結果が得られたリクルートドクターズキャリア[PR]エムスリーキャリアにまずはご相談いただくことをおすすめしたいと思います。

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