ドロッポ医もいいけど…結局「コンフォートゾーンの仕事」は続かない理由【医師転職】

「自分の腕で稼ぎ、自律して働く」イメージの強いフリーランス医とはまた別の意味で、バイトだけで食いつなぐ、いわゆる「ドロッポ医」として働くことを否定はしませんが、ただそれだと続かないとも思うのです。

その理由として、ドロッポ医であるということは、「自分の今できることを原資にバイトをし続ける」ということになるわけです。そうなりますと、いわゆる寝当直バイトや健診バイト、予防接種バイトなど「コンフォートゾーンの仕事」ばかりを選ぶことになるのではないでしょうか。

スポーツ科学、あるいは学習についての心理学的領域では、学習者の立っている状態を「コンフォートゾーン」「ストレッチゾーン/ラーニングゾーン」「パニックゾーン」などと分けたりします。

「コンフォートゾーン」とは、その名の通りいることで快適な状態です。不安やストレスがなく、まさしく快適な状態ですが、それだと成長や学びも少なく、長らくその状態だと退屈を感じるようになるわけです。

やはり学びや経験を積む「ストレッチゾーン/ラーニングゾーン」でないと、仕事は長く続けることは難しいと思うのです。もちろん、定年の年を迎えて「あとは余生」というのなら別ですが、30~40代でドロッポ医となり、「あとは余生」というのは、それはそれで非常に辛いのではないでしょうか。

ただ、「ストレッチゾーン/ラーニングゾーン」というのは、ある程度の不安やストレスを感じることが必要になります。ある程度のこうした「背伸び領域」にある仕事を選ぶということであり、その点を織り込んで転職を考えていく必要があります。

しかしながら、自分自身でどの程度の「背伸び」が必要なのかというのはなかなか分からなかったりするわけです。その点、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどの転職エージェントにご相談した上で、ご自身に合った求人をお探しいただくことをオススメしたいと思います。

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