産業医面談で「パワハラ・セクハラの相談はしていいの?」という社員の方、ぜひ相談してください【産業医マニュアル】

産業医の面談で、「朝の気分が最悪で、日曜の夜は死にたくなるほど辛い」「夜、眠れなくて…」という社員の方のお話を聞いていますと、「実は上司からパワハラを受けていて…」と打ち明けられることがあります(社員が「産業医」にパワハラ相談をすべきか?パワハラに対して産業医は何をすべきか?)。

そもそも、上司との関係性が上手くいっていないといった理由で精神的な症状が出ておられる方も結構な割合でおられ、その中でも「パワハラを受けている」という訴えの方も少なくないと思われます。

ただ、「産業医に相談しても…ねぇ」と思われているのか、そうしたことを打ち明けるのを躊躇っておられる社員さんがおられますが、ぜひ「パワハラ・セクハラ」の相談もしていただければと思います。

というのも、こうしたパワハラ・セクハラ問題はやはりメンタル疾患との関わりも大きく、逆に言えば「原因を断たなければ良くならない問題」であり、なおかつ「解決のために早く動く必要がある問題」であるわけです。

もちろん、産業医自身が動いて全て解決、というわけにはいきませんが、人事側への情報共有を行った上で、調査・対処をしていくことになります。その中で、「上司に相談していることがバレたら…」と思われるかもしれませんが、できるだけ相談のことは伏せた上で人事側に調査・対処を依頼することになりますので、その点はあまり心配されなくても大丈夫だと思います。

なかなかハラスメント相談窓口、コンプライアンス部門に相談を行うというのはハードルが高く、そちらにも相談できないという方もおられます。その点、産業医への相談がしやすいということでしたら、そちらを利用していただくのもよろしいかと思われます。

もし悩んでおられる社員さんがおられましたら、ぜひご相談ください。

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