紫外線は、皮膚癌だけでなく、紫外線による眼外傷、白内障などの眼疾患のリスクも高めることが知られています。夏場は特に、眼の紫外線対策も重要です。
特に眼に対する紫外線対策として、米国眼科学会(AAO)は「Most Americans Unaware that Common Drugs, Light Colored Eyes Can Increase Vulnerability to UV-Related Eye Disease」で、以下の6つのポイントを挙げています。
紫外線から眼を守るために、
1) 100%UVカットのサングラスを着用する。
1) つばの広い帽子をかぶる。
3) 曇りの日でも紫外線は強いので油断しない。
4) 光感受性を高める作用のある薬剤を服用している場合は特に紫外線対策に気を配る。
5) コンタクトレンズのUVカット性能を過信せずサングラスを併用する。
6) 水面、路面、ビーチの砂浜などからの照り返しにも注意。
4)にあるような光感受性を高める作用のある薬剤とは、テトラサイクリンやフルオロキノロンを含む抗生物質および避妊薬や消炎鎮痛剤の一部が挙げられています。
降り注ぐ紫外線の多くなる夏は、海や山など、夏休みに外出する方々も多くなる時期です。是非とも上記6つのポイントをお守りいただき、大事な眼を守っていただければと存じます。
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