脳卒中のリスクを高めてしまう意外な生活習慣「1日2杯以上の飲酒」

高血圧や糖尿病、高脂血症などが脳卒中のリスクを高めてしまうことは知られていますが、中年期(50~50代)での過度な飲酒も、リスクを高めてしまう、と米国心臓協会(AHA)が発表していました(Heavy drinking in middle-age may increase stroke risk more than traditional factors)。

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特に、「中年期の大量飲酒が脳卒中リスクに与える影響は、高血圧や糖尿病などに匹敵する」とのことです。「持病もないし、病気にはならない」とたかをくくって飲み過ぎていると、脳卒中で倒れてしまう、ということもありうるというわけですね。

1日の平均飲酒量2杯超の「大量飲酒群」と、1日平均2分の1杯未満である「軽度飲酒群」を比較すると、大量飲酒群の脳卒中リスクは、軽度飲酒者群より34%高かったそうです。また、50~60代の中年期の大量飲酒者では、脳卒中発症年齢が、5年早いという結果だったそうです。

特に、50~60代での大量飲酒が、脳卒中リスクに強く影響すると考えられるそうです。50~60代で脳卒中にならないように、「1日2杯を越える飲酒はしない」ということを心がけていただければと思います。

「まだまだ元気」という気持ちは重要ですが、その一方で、お酒はほどほどにしたいものですね。

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