米国小児科学会(AAP)が、親御さんに向けて、子どもの麻疹(はしか)予防接種を奨励する声明を改めて発表していました。
アメリカのディズニーランドから始まった麻疹の流行が拡大していることを受けたものですが、その中で、麻疹の予防接種が推奨される理由として、以下の様なものがあると指摘しています。
1) 未接種者が麻疹感染者に接近すると、90%という高い確率で感染する。
2) 感染してから、症状が出るまでの4日間に、ウィルスを排出する可能性がある。
3) 肺炎や脳炎など、重篤な合併症のリスクがある。
麻疹が広がると、特に免疫力の低い方や、未接種の小さなお子さんを危険に晒すこともあり、社会全体での対応も必要となってきます。
もちろん、接種によるリスクもありますが、その一方で、麻疹罹患によるリスクなども考慮すると、接種可能年齢であれば、接種すべきではないでしょうか。