花粉症を完治できる可能性のある「舌下免疫療法」のメリット/デメリット

花粉症に毎年のように悩まされる人にとっては、憂うつなシーズンが近づいてきたのではないでしょうか。スギ花粉は、早いところでは2月初旬に本格的な飛散が始めると言われています。

花粉症

そんな花粉症ですが、「舌下免疫療法」により完治できる可能性があるというのはご存知でしょうか。舌下免疫療法とは、減感作療法と呼ばれる治療の一種。スギ花粉のエキスを少しずつ体に入れて慣らし、アレルギー反応が出ないように体質改善をする、というものです。スギ花粉エキスを、舌の下にたらすのが、舌下免疫療法です。

この治療によるメリットとデメリットについて、以下に説明したいと思います。

メリット

・自宅で治療が行える。
・スギ花粉舌下液シダトレンを1日1回舌の下にたらし、2分間そのままにした後、飲み込むだけという簡単な治療法。
・皮下注射に比べて、通院回数が減らせる。
・7~8割の人に有効で、治療をやめても症状が軽減するかほとんど出なくなる。

デメリット

・5分間はうがいや飲食、2時間は激しい運動や入浴できない。
・2年以上、3~5年続ける必要がある。
・最初のうちは唇の腫れや耳のかゆみなどの副作用が出る場合もあり、アナフィラキシーショックに注意が必要。
・対象は12歳以上、治療を始める前には血液検査でアレルギーの原因を調べる必要あり。

舌下免疫療法を毎日続ける自信があり、花粉症を完治させたい人、生活に支障が出るほどつらい思いをしている人は、考慮してみてはいかがでしょうか。

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