産業医マニュアル

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問題社員に「お目付け役」という名の上司ができてしまったことで起こりうるトラブル【産業医マニュアル】

50代男性、診断はされてはおりませんが、恐らく発達障害圏の方で「空気の読めない言動・態度・行動」が問題視されてきておりました。 さて、そんな彼が飲酒後に階段から転倒、頭部をしたたかに打ったことで救急搬送されました。結果、病院側からの診断書を...
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「家族の悩み」だからこそ、自分の悩みよりも深くて辛いこともある【産業医マニュアル】

自分の妻や夫、あるいは子供についての悩みは、自分の悩み以上に深くて辛いこともあります。たとえば、「妻or夫が癌と宣告された」あるいは「子供が発達障害で、満足に幼稚園や小学校に通えていない…」などといったことです。 自分ではいかんともし難いこ...
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産業医として遭遇しやすいケース「忖度して欲しい社員、空気を読まない上司」にどう対応すべきか

女性社員が人間関係を主なストレス要因として適応障害を発症し、休職していました。同じ部署内ですが、異動した上で復職することになったわけですが、そこでちょっとした問題が起きました。 女性社員が部長に「元にいた部署に、ご挨拶した方がよろしいでしょ...
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産業医面談を行う上で「転職経験」「仕事上の悩み」「自分の病気体験」を語ることは有効だと思う理由【産業医マニュアル】

社員さんと面談を行う上で、社員さんもどこかで「どうせ、お医者様には分かるまい」「つまずくこともない人生なんでしょうよ」「私の辛さを分かるわけないさ」と思っている節があるな、と感じることがありました。 もちろんそれは誤解であり、私も3度の転職...
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「自発的ではなく、上司の指示で」やって来た社員との面談で留意しておきたいポイント【産業医マニュアル】

産業医面談に来られる社員さんとしては、「自発的に健康相談でやってきた」社員さんもいれば、「上司・人事の指示で」面談に来られる社員さんもおられます。 前者であれば、症状・病状・経過などを聴取し、必要があれば受診勧奨や人事・上司への働きかけを行...
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主治医の「復職許可」を出した診断書・意見書に存在する「行間」とは【産業医マニュアル】

休業中の社員さんが復職となる場合、「主治医のOK→産業医のOK→企業のOK」という三段階があってようやく晴れて復職、という企業が多いのではないでしょうか。 その一段階目の「主治医の復職許可」を出す診断書・意見書ですが、これには「行間」のよう...
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「伝言ゲーム」で誤解が生じると、医療訴訟などのトラブルになる可能性が高いのではと思った一件【産業医マニュアル】

妻がネット通販で商品を購入したのですが、一向に届く気配がありませんでした。某運送会社に問い合わせたところ、配送途中でミスが起こったようで行く先が不明とのこと。少額ということもあり、運送会社負担でまた商品を送っていただくよう手配してもらえると...
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面談で、産業医に対して社員が抱く「初対面の印象」を決めるものとは?【産業医マニュアル】

面談をしている中で、複数の社員さんに「先生は話しやすそうな人でよかった」と言われることがあります。なぜそう思ったのか、といった話になりますと、「面談室に迎え入れてくれた時に笑顔だったから」といったことでした。 やはり、初対面の相手に抱く印象...
安全衛生委員会

[2021年度]4月の安全衛生委員会の議題・ネタにオススメな資料「会議を行うにあたって新型コロナウイルス感染症の感染防止のためのポイント」

独立行政法人 労働者健康安全機構(JOHAS)で、「会議を行うにあたって新型コロナウイルス感染症の感染防止のためのポイント」と題したYouTube動画およびPDF資料が提供されています。 ポイントが非常に簡潔にかつ分かりやすくまとまっており...
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産業医として社員に「セカンドオピニオンを求める」ことを提案するのに躊躇すべきではないと思った一件【産業医マニュアル】

他社の事案として伺った話ですが、腰椎椎間板ヘルニアで通院中の男性社員がいたそうです。その社員、メディアにも取り上げられている有名整形外科クリニックを通院していたのですが、次第に症状が悪化し、歩行も杖を使用せざるを得ず、なおかつ下肢のしびれ感...