村上文春

産業医になるには

産業医へ転職する上で、現実問題「あまり早すぎるのも考えもの」だと考える3つの理由

私は初期研修を終えて後期研修医となり、3年半が過ぎたところで産業医となりました。少なくとも、専門医資格を取得してから身の振り方を考えようかと思っていたのですが、そうも言ってられない事情があり、早々に勤務医をリタイアしています。 実際、30歳...
産業医になるには

産業医として転職する上で、健診判定業務が「紙ベース」か「電子健診システム導入済み」かは結構大きな違いです

私は産業医として3回転職しておりまして、もちろんそのどの企業でも「健診判定業務」をしてきたわけですが、紙ベースの企業、電子健診システム導入済みの企業を両方とも経験してきました。 両方とも「通常勤務が可能」「要再検査」「要精密検査」のいずれか...
産業医マニュアル

メールで面談内容の報告や就業上の配慮や制限について送り、「伝えたつもり」になっていませんか?【産業医の面談室から】

難病指定をされている心疾患を抱えながら、勤務している社員さんと面談をしております。疾病がどのようなものなのかという説明や、持病に応じてどのような配慮を行う必要があるのか、人事および上司にメールでお伝えしておりました。 二度ほどメールをして、...
安全衛生委員会

2020年2月の安全衛生委員会での講話内容と反省【産業医のための安全衛生委員会講話ネタ・テーマ】

2月の安全衛生委員会ネタについては、 「2月の安全衛生委員会」で何を話すべきか?(配布資料リンクあり)【2020年度版産業医・衛生管理者向け】 「2月の衛生委員会」で何を話すべきか?(配布資料リンクあり)【2019年度版産業医・衛生管理者向...
産業医マニュアル

管理職は「売り言葉に買い言葉」にご注意をーその言葉、録音されているかもしれませんよ【産業医の面談室から】

心療内科に受診後、「うつ病と診断された」とのことで面談を希望された30代後半の男性が来られました。その男性は、「上司にパワハラを受けている」とのことで、そのことがきっかけでうつ病を発症したとしきりに訴えておられました。 経過を一通り聞く内に...
産業医になるには

転職で上手くいかない時こそ「自己肯定感」が大事だと思う理由【臨床医→産業医転職】

私は臨床医から産業医で1回、そこから産業医として企業を2回変えておりますので、計3回の転職を行っております。 その3回の転職で、一度たりとも「楽勝だったな」などと思うことはありませんでした。まず臨床医から産業医になった時も、当然、未経験だっ...
産業医になるには

「自分は臨床医に向いていない」と自覚した、不幸な臨床医のとりうる選択肢とは

臨床医時代に、私は医長から「君は臨床医に向いていない」と宣告されたことがありました。 その言葉だけですとパワハラめいた感じもしてしまいますが、そうではなく、私が仕事上でいくつかのしくじりをしてしまった、医長も「腹に据えかねた」一言であると思...
産業医になるには

臨床医とは異なる産業医になる上でのデメリットとはーつきまとう「不安定」さ

私が臨床医から産業医になった上で、実感したデメリットがありました。それは「不安定さ」です。 基本、常勤産業医であっても「一年更新」という年契約の方が多いのではないでしょうか。そのため、「契約が更新されるか否か」というのは非常に重要なことで、...
産業医の採用面接対策

産業医の転職で「採用時面接」直前には今までの業務内容をまとめておくべき理由

産業医の転職の際、書類選考後に「採用時面接」を受けることになるかと思われます。その際、面接直前には今までの業務内容をまとめておくことをオススメしたいと思われます。 というのも、その面接で ・今までの社員との面談で、どのような苦慮したケースが...
産業医になるには

「産業医になる」タイミングはいつが望ましいのか-初期研修を終えてすぐ産業医になるのは現実的か?

「将来は産業医になる」とお考えの初期研修医の方もおられるでしょう。ですが、そのタイミングはと言うと、「しばらく臨床経験を積んだ後」という方が大半ではないでしょうか。 私は、「内科の臨床医を続けて専門医資格を取得し、ゆくゆくは開業を」と考えて...