「雇われ院長になって高収入2000万円」を目指して転職する前に知っておきたい「外来単価」の話【医師転職】

日経メディカルに「循環器内科開業、収益化に必要な「視点」とは」という記事が掲載されていました。

この中で、「外来単価」について触れられており、この「外来単価」とは「1ヶ月あたりの外来診療収益を、同月の外来患者の延べ総数で割ったもの」と定義されています。レストランなどでの「客単価」と同様、1人あたりどの程度の収益があるか、と言い換えることができると思います。

さて、この「外来単価」ですが、「3000円未満」23%で最多、「4000円台」が次いで17%となっています。おおよそ3000~5000円台のレンジに入るように思われます。

では、1日の外来人数はどの程度かと言いますと、季節によって異なってくるようですが、20~50人程度となっています。

外来単価4000円で1日外来で30人診たとすれば12万円、1ヶ月の内20日間勤務したとして240万円となります。ただ、ここから人件費などの諸経費が引かれ、さらには経営者との取り分がどの程度なのかによって自分の月収ということになります。

たとえば年収2000万円ということになりますと、月収166万円…クリニックの利益240万円だと、そこまでもらえるかというと厳しいところですね。外来単価を上げつつ、集客にいそまなければならなそうです。

ただ、開業する前の下積みとしてはとてもやりがいのある道であり、現実を知るにはいい求人ですよね。もし開業を視野に「雇われ院長」をご希望でしたら、「リクルートドクターズキャリア[PR]」や「エムスリーキャリア」などの人材紹介会社で相談してみてはいかがでしょうか。

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