本当にその労働条件での転職は大丈夫?-「前の病院と同じ」と安易に決めるのは危険です

転職する上で、労働条件というのは入職先選びでとても大事なポイントとなります。中でも労働条件としては、
・勤務時間
・労働日数
・当直回数
・給与
の4点が重要となります。

これらを提示する上で、前の職場との比較でお考えになる先生が多いのではないでしょうか。たとえば、「前の職場では、週4日勤務+1日研究日。当直回数は月に4回で、外来コマ数は週3コマ。年収は1,300万円」であったとしましょう。

それで、入職先にその条件を提示したとします。ですが、その病院が果たして同じ労働環境であるかと言えば、そうではありません。

病床数や外来数、救急車の受け入れ台数が段違いに多い場合、以前の職場とは異なり、かなり多忙になる可能性があります。外来でさばく患者さんの数も多いかもしれません。

それで果たして年収が同じでいいのか、担当する外来コマ数が同じでいいのか、当直回数は適正なのかといったことは、再度、見直す必要があると思います。

「前の病院と同じでいいや」と、安易に考えてしまうのは危険です。一つの尺度として考えるのはいいでしょうが、よくよくその違いについて調べておかないと危険であると思います。

年収が果たして妥当なのか、という問題については交渉が難しい可能性がありますので、できれば、「リクルートドクターズキャリア[PR]」「エムスリーキャリア」「民間医局」などといったキャリアエージェントなどに御相談いただければと思います。

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