産業医求人を見るのがほぼ日課となっている私ですが、求人の検索結果の中に時折「生命保険会社」の求人が出てくることがあります。
「産業医」の求人であることもありますが、「社医」「」「査定医」と呼ばれる求人のこともあり、私も最初は「はて?産業医と違うの?」と思ったものです。
産業医の立場から申し上げれば、「全く別の仕事」であると思うわけですが、「会社の産業医業務も担っていただきたい」という業務内容であることからも、「産業医」の求人の中に存在しているのかな、とも思います。
社医?査定医?…これってどう違うの?
そもそも、「社医」「診査医」「査定医」はどのようなもので、どう違うのでしょうか?これを見ていく上で、まずはどのような「診査」「査定」は何なのか、ということを押さえると分かりやすいと思います。
・診査=保険加入希望者の健康状態を確認する。
・引受け「査定」=人間ドックの成績表や、健康管理証明書などの書類をもとに加入の妥当性を判断する。
・支払い査定=保険金支払い時に正確性、妥当性、公平性などを評価する。
よって、これら「診査」をメインに行う医師なのか、「査定」を行う医師なのかということでそれぞれ「診査医」「査定医」と呼ばれたりするわけです。
なお、「社医」は、生命保険会社で保険医務に従事する医師全般を指すわけで、「診査医」「査定医」を含んだ言い方となります。
実際の求人内容は?
では、実際のところどんな求人なのかということで言いますと、民間医局[PR]に「診査医」の求人が掲載されていました。
東京都千代田区に本社を置く老舗の生命保険会社だそうで、条件としては以下のような形となっておりました。
・年収:1000万円~1500万円
・勤務日数:週5日勤務
・勤務時間:9時~17時
・業務内容:生命保険加入時の診査および医事分析に関する業務かつ従業員に対する産業医業務
・補足:ケースによっては宿泊を伴う出張あり。週の訪問件数は、おおよそ7件~10件程度の見込み。
とのことです。
私自身も興味のある分野であり、興味はあってもチャレンジできてこなかった、という仕事でもあります。やはり医師の中でも目指す人は希少であり、着実にキャリアアップはできる分野であると思います。
もし入職を希望されるということでしたら、民間医局[PR]にご登録の上、「求人番号 25-JQ301049」でお問い合わせいただいてはいかがでしょうか。