【医師の転職】転職に向けて「一歩踏み出すこと」ができない人が勘違いしている3つの誤解

「転職しようか、どうしようか…」と悩んでいる方は比較的多いものの、そこで「一歩踏み出す」ということができる人は意外と少ないという印象だったりします。

実際、2023年の総務省の転職希望者数についてのデータによると、転職希望者は多くなっているものの「実際に転職している人は横ばい」と示されています。

このあたり、乖離するのが人の心理をよく表しているように思います。考えてはいても実際に行動に移すかどうかは別問題、ということなのでしょうね。

ですが、転職において「一歩踏み出す」ことは実は簡単なことであり、「それができないんだよ」という人は勘違いしていることがあるのではないか、と私としては思っています。

よくある誤解1 「決断」してから転職を始める

そもそも転職するかどうかという「決断」については、最終的に行えばいいことです。しかしながら、「一歩踏み出す」ことができない方は、「転職するかどうかを決めてから動き出す」と思ってしまっています。

ですが、実際の転職活動は、求人票を見て情報収集をしたり、場合によっては採用面接や施設見学に行ってみて、ようやく「よし転職しよう」と決断をするというプロセスであることが多いと思います。

つまりは、「決断→情報収集→転職活動」という流れではなく、「情報収集→転職活動→最終的な決断」ということです。そもそも情報や判断材料がない段階だと、考えたり判断することは難しいのではないでしょうか。

だからこそ、転職を希望するならば、まずはどのような求人があるのか調べてみるべきです。実際のところ、「転職をしようか悩んでいる」方の多くは「ただ悩んでいる」だけでであり、情報収集や判断材料を集めることをしていない、だからこそ「一歩も進めない」ということになるのだと思います。

よくある誤解2 引き返せない、転職せざるを得なくなる

よくある勘違いの二つ目は、「一歩踏み出したら引き返せない、転職せざるを得なくなる」というものです。これもそう思ってしまう人が多いところですが、いくらでも引き返せます。

今の職場に「転職します。今までお世話になりました」と告げるといったことがないかぎり、「やっぱり転職はやめた」とすることもできます。

実際、転職活動をしてみて、「今の職場の良さがわかった」ということもあったりします。そのような時は、決して無理に転職をしようと考えなくても良いと思います。

この点、転職支援会社に登録して転職エージェントに相談していたとしても、「やはり転職活動をやめます」と言うことはできます。少なくとも、私がサービスを利用させていただいたリクルートドクターズキャリア[PR]は、無理強いされるということはありませんでした。

よくある誤解3 「転職=裏切り」という思い込み

転職をすることは、「今の職場の同僚や上司への裏切りだ」と考えてしまっている人も中にはいます。一昔前にはこうしたことは言われていましたし、現在もそのように考えておられる方もいらっしゃいます。

もちろん、同僚や上司を思いやることができ、現職場に「尽くす」ことができるからこその考えだとは思いますが、いわば自己犠牲的な働き方を続けたり、不満を抱えたまま働くことで、次第にパフォーマンスが低下してしまったり、ストレスを抱えていくことは果たして健全と言えるのでしょうか。

転職された方の中には、不満やストレスを溜めに溜めて、いつか爆発させたことで転職を決意した、という方もいらっしゃいます(私もそうです)。そのような状況に陥ると、満足に転職活動の時間もとれず、転職を失敗させてしまうこともあります。

だからこそ、求人情報・判断材料を集めてみたり、履歴書・職務経歴書をまとめるなど、「転職準備」をしてみてはいかがでしょうか。「転職のために一歩動いてみる」ということは意外と簡単です。決して引き返せないなどということはありません。

リクルートドクターズキャリア[PR]などの転職支援会社に登録して、求人紹介を受けてみてはいかがでしょうか。ドクターは無料で利用できますので、まずは求人票などで情報収集から始めてみることもおすすめです。

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