初期~後期研修(専攻医)で医師が重視すべき病院選びのポイントとは?

私が初期研修を行った頃、ちょうどマッチングが開始した時期でした。その当時、私はろくに病院見学も行わず、「近所でそれなりに大きな病院だから」という理由で研修先を決めてしまいました。

結果、そこそこの給与にそれなりの忙しさ(他の同期に言わせればハイポ病院だったようですが)という環境だったため、なんとか研修を修了することができました。ですが、そのまま後期研修に突入したところ、上手く適応できずに退職してしまいました。

やはり、研修を行う上ではしっかりと病院選びを行うべきだったな、と思うわけですが、今回の記事ではそんな「初期~後期研修(専攻医)で医師が重視すべき病院選びのポイント」について書いてみたいと思います。

給与

「いきなりお金の話かよ」と思われるかもしれませんが、とても大事な話です。特に卒後5年目ぐらいまでの若手ほど給与は気になりますし、「働くモチベーション」になるために重要な要素であると思います。

同期の給与の情報なんかも、知りたくなくても入ってくるものですし、「あそこの病院に行っとけばよかったなぁ…」なんてこともあったりします。

また、基本給はどれほどなのかといったことに加え、時間外労働の分の残業代はきっちり支払われるのか、当直代はいくらなのかといったことは把握しておくべきです。

中には、時間外のカンファレンスがたびたびあるのに「残業にはカウントしない」なんていう病院もあるようなので…

この辺はなかなか病院見学では聞きづらいことかもしれませんので、その病院にいる大学の先輩方などに聞きたいところですね。

指導体制が整っているのか

いくらハイポ病院だと言っても、「受け持ち患者の回診したら…あとはフリー。たまに採血や点滴、処方頼まれるだけ」なんてことが続いてしまいますと、「なんのために研修しているのやら…」ということになりかねません。

共通のカリキュラムがあるのか、どんな指導体制になっているのか、といったことはしっかりと見極めた方がよさそうですね。

あとは院内の人間関係も気になるところです。ギスギスとしていて、患者さんを押し付け合うなんてことがありますと、それに巻き込まれて面倒なことになってしまったり、ストレスを感じてしまうのは避けたいところですからね。

ここらへんもまた、病院見学などをしておかないと分からないところですし、実際に既に働いている先輩方と話をすると分かってくるところだと思います。

勤務時間・オンコール体制・宿日直回数など

時間外勤務が長いところですと、たしかに研修の密度としては高くなるかもしれませんが、その一方で私のように「耐えられない…」ということにもなりかねません。ですので、どれぐらいの拘束時間があるのかといったことは確認をしておくべきであると思います。

また、時間外の問い合わせや呼び出しの頻度、オンコール体制などもどのようになっているか、ぜひチェックしておきたいところです。

特に、私のように「場所が変わる、自室じゃないと眠れない…」「睡眠時間をしっかりと確保しないとダメ」というタイプの方ですと、あまり当直回数が多いところだと適応が難しくなってしまうかもしれません。

(専攻医限定)バイト可能かどうか

初期研修医は当然「バイトNG」ですが、専攻医ですとバイト解禁となります。しかしながら、公立病院や旧国立病院機構系の病院だったりすると、「準公務員」のような立場であったりして、「バイトNG」とされているところもあります(届け出などをすればいいところもあるようです)。

ここらへん、やはり「少しでも稼ぎたい」「バイトの経験も積みたい」という人もいるでしょうから、やる・やらないは別としても、「バイト可能」としているところを選んでおいた方がいいように思います。

当然、バイト求人の中には「後期研修医/専攻医OK」としているものもありますので、もしご興味がありましたら、リクルートドクターズキャリアエムスリーキャリアなどにご登録して、相談してみてはいかがでしょうか。

なお、私はオンライン診療のバイトも実際に行っており、その始め方やハウツーについては、

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