医師がストレスで体調を悪化させながら働き続けてしまっている時に考えたい出口戦略

私も後期研修医の時、とにかくストレスが溜まり続け、睡眠障害が出始めたのをきっかけにガタガタと体調を悪化させてしまいました。あのまま後期研修医を続けていたら…と思うと、色々と空恐ろしいところがあります。

そんな中、最近、私の友人も対人的なストレスで体調不良の状態に陥っているとのことで相談を受けました。きっと、そう言って欲しいという思いから、「転職した方がいいと思うよ」と伝え、どのように転職活動を進めたらいいのかをアドバイスしました。

やはり、ストレスを溜め続け、体調不良を自覚しながらその場所で働き続けるのは避けるべきだと思います。そこで今回の記事では、そんな時に考えたい「3つの出口戦略」について書いてみたいと思います。

ストレスはどこから?

ストレスはあって溜まり続けているのは分かる。そして、その結果体調不良になっているのも分かる…しかし、それがどこから来ているのか、というのをはっきりと再認識することが出口戦略を考える上でまず大事です。

私の場合、
・当直やオンコール、時間外呼び出しなどが重なっていた。
・他科の医師と患者さんの押し付け合いのような状況になるのが辛かった。
・先輩医師が立て続けに辞めてしまい、受け持ち患者数が一気に増えた。
・定時が終わってから延々と続くカンファレンスが週に複数回あるのが辛かった。
・上司からの叱責が続くようになり、関係悪化自体も辛かった。

などでした。こうしたストレスの要因を把握して取り除いた上で転職しませんと、また繰り返す可能性があるわけで、「何にストレスを感じているのか」を列挙してみることをまずしてみてはいかがでしょうか。

「何を」変えるべきか?

転職するとして、ストレスの要因が分かったら、次に「何を変えるべきか」という点に着目して考えてみる必要があります。

「当直やオンコール回数が減らせる」「十分な同僚やスタッフ数が揃っていて、負担が減らせる」「外来の担当患者数を減らせる」など、こうした数などが明確なものは分かりやすく、希望条件として盛り込みやすいと思います。

一方で、「職場の人間関係がギスギスしてイヤ」「上司が苦手」ということでしたら、転職によって変えられるかどうかはしっかりと確認した上で入職しないとまた同様のことを繰り返してしまう可能性があります。

この点、リクルートドクターズキャリアエムスリーキャリアの転職エージェントを介して転職活動をしておけば、「人間関係」「雰囲気」といったことも情報として事前に知ることができるので、いわゆる「地雷」は避けられると思います。

「休職する」ことも検討

体調不良、特にメンタル不調ですと考えも上手くまとまらず、なかなか転職のことを考えることが困難であることもあると思います。

その際には、精神科の受診や休職などもぜひ検討していただければと思います。実際、私も退職後に2週間ほど休んでみて、体調の快復を実感できました。

転職活動をする余裕すら感じられないという場合は、まずは2週間でもいいので上司と相談した上で休んでみる、という選択もお考えいただいてはいかがでしょうか。「休むことも躊躇わない」ということは大事なことだと思われます。

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