メンタル不調による「合理的な判断ができない」状態で退職や転職を選ぶのはもったいないこともあります【医師転職】

4月に中途入社したばかりである、50代の社員Aさんが「メンタル不調」を訴えて産業医面談にやってきました。

ストレスの要因となっていたのは、同じ職場の先輩Bさんとのこと。やや高圧的な物言いのBさんにあれこれと仕事について否定され続け、結果、メンタル不調をきたしたそうです。

少人数の職場ということもあり、人事側は「異動しませんか?」とAさんに提案したそうですが、Aさんは「なんで悪くない私は異動させられるんですか?」と拒否。「異動するならBさんでしょう」と主張し、やや意固地になっているようです。

精神科に受診し、うつ病と診断されていることや不眠症状が酷かったことからも、産業医として「一度、休養をしてみてはいかがでしょうか?」と提案しても、「それでは私が負けたことになる。負けたくないんです…休むぐらいなら辞めます」と涙ながらに語っておられました。

もちろん、病状によって正常な判断ができていないということもあるでしょうし、年下の先輩Bさんに仕事について散々言われ続けていたのも相当悔しかったんだろうというのも分かります。

ですが、意固地になってしまっていることで、会社側の「はからい」も目に入っていないようです。人事側も仕事ぶりを評価して試用期間後の本採用をしようとしていることや、異動を検討してくれていることなどもあり、そうすることで辞めずに済むし、復職後に新たな環境でリスタートできるということもあるのですが、それも拒否しようとしていました。

「今、全てのチャンスを捨てて辞めてしまうのはもったいないですよ。しっかりと休養後、本採用の上にリスタートできるチャンスを会社側が与えてくれようとしています」とまっすぐ伝えたところ、考え直して休養することになりました。

このように、病状悪化時には正常な判断、合理的な考え方がしづらくなることもあります。そんな時は、まず誰かに相談したり、しっかり休むことが必要になると思います。

しかしながら、「どうしても現職場を辞める!転職するんだ!」と思っておられるようでしたら、まずはリクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどの転職エージェントに相談してみて、それから決めてみてはいかがでしょうか。

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