聴覚障害者との面談に3COINSの「8.5インチ電子メモパッド」が思った以上に便利だったという話

聴覚障害者の方と面談をすることになり、「やっぱり話をする上で、筆談する必要があるよな」と思い、筆談用のノートを用意しました。

ですが、付き添いに来られた人事の方に「こちらをお使いください」と渡されたのが3COINSの「8.5インチ電子メモパッド」でした。

iPadなどのタブレットは持っていないため、「え?電子メモパッド…」と若干の躊躇はしましたが、使ってみるとこれが非常に便利でした。

「紙に書く」感覚に近い

筆圧を強くすると線が太くなり、「線が細くて字が見づらい」ということもありません。レスポンスもよくて、スラスラと紙に書いている感覚があります。

また、ゴミ箱マークのボタンを押すと一瞬で消えます。「書く」「消す」だけのツールで、他の機能は削ぎ落としているのも逆に使いやすくていいな、と感じました。

ただ、普段あまり字を書かないので大分字を書くのがヘタになっているのと、漢字を忘れていて恥ずかしい思いをしました(笑)

「筆談」という用途に使いやすく低価格

こちらの商品、聴覚障害をお持ちの社員さんが日常使いしているもので、それを真似て人事の方が購入されたそうだそうです。それ故、「頻繁に筆談をせざるをえない」という方にとっても使い勝手がいいということなんだろうな、と思いました。

私も外来診療で、耳の遠い高齢の方との問診が結構大変だったりするので(大声を出すのがとにかく苦手なのです)、真似て購入しようと思っています。

ちなみに3COINSの商品ですが、300円ではなく税込み550円ということですが、それでもとても低価格だな、と感じました。ランニングコストはリチウム電池代です。

「筆談」が必要な方におすすめできる商品

聴覚障害だけでなく、脳梗塞で言語障害が残って発声が困難な方(片麻痺などで手が自由に使えないと難しいかもしれませんが)、気管切開後や喉頭がん術後などで発声できない方など、「筆談」が必要な方は多いと思われます。

そのような方々にとってのコミュニケーションツールの一つとして、購入して日常使いするのはよろしいのではないでしょうか。

また、会社にもワンセット置いておくと、もし聴覚障害の方が入社された時などに使用できていいのではないか、と思われました。

タイトルとURLをコピーしました