患者からの暴言…とまでもいかないけど嫌な気分になる「イヤミ・皮肉・悪口」への3つの対処法

新型コロナウイルスワクチン3回目接種の職域接種が開始となり、毎日のように問診と接種を繰り返す日々が続いています。そんな中、モヤモヤとすることがあったりします。

注射を終えた後、立ち去り際に「3回目が一番痛かった(=他の医師より、私が刺した時の方が痛い)」とあからさま言ってきたり。

あるいは、ワイシャツの袖をめくり上げても肩口が出せず、「ワイシャツを脱いでください」と言ったところ、イヤそうな表情をした上に、「面倒くさいなぁ…」と不満げに言ってみたり。

注射した瞬間、「痛っ!」と大きな声を出して睨みつけてきたり…別に、こちらも好き好んでやっているわけでもないんですよ。注射が嫌いな苛立ちをこちらにぶつけられても困ります、と言いたいところですが、グッと堪えているわけです。

そこで今回の記事では、患者からの暴言…とまでもいかないけど嫌な気分になる「イヤミ・皮肉・悪口」への対処法について書いてみたいと思います。

とにかく「無」でやり過ごす

反応して怒ったり、抗議・反論をしたところで、得られるものは徒労、クレーム、医師としての評判が毀損されるだけです。

「損得勘定ではない」と思われるかもしれませんが、戦って得られるものは何もないと思った方がいいと思います。

幸いにして、「イヤミ・皮肉・悪口」はイヤな気分にはさせられますが、やり過ごすことができます。「無」となり、とにかくスルーするようにして相手がその場からいなくなるのを待ちましょう。

とにかく一人で溜め込まない

スタッフ・同僚・友人・家族、誰でもいいです。「今日、こんなことがあって、嫌な気分にさせられた」と話をして発散しましょう。

「愚痴られるの、周りは嫌がるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、その周囲の方々も、あなたが不満を溜め込んで、モヤモヤとした気持ちで居続ける、不機嫌にブスッとし続けるよりはよっぽどいいのではないでしょうか。

思い出さない、考えない

イヤなことがあると、私も延々と思い出してしまう、考え続けてしまうなんてことがあります。ですが、この反芻するような作業はストレスを生むだけで何も良いことなんかありません。

ですので、言われた直後に「無になった」ように、しばらく時間が経って思い出そうとするようでしたら、すぐに別のことを考えて気をそらすようにしています。

不快な気分にさせた人物のことを思い出す、考えるぐらいだったら、よっぽど好きなことに時間を使った方が有意義です。「思い出さない、考えない」ようにすることを心がけ、とにかく忘れるようにしましょう。

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