某医師掲示板に、50代の医師が「当直がとにかくイヤ」ということで免除してもらえないかと交渉を考えていたところ、同年代の医師だけでなく、若手医師からも反発を招いてしまったとのスレッドが立てられていました。
その交渉内容というのが、「基本給を下げてもらっていい」あるいは「当直代は要らないから月に1回だけにして欲しい」としたいと考えていたようです。前者は給与が下がることを恐れた同年代の医師から反発を受け、後者は当直代が下がることを恐れる若手医師からの反発を招いてしまったとのこと。
病院側への相談結果では、「他の医師と相談して下さい」との回答であり、医師たちの理解が得られないと、免除にはしてもらえなさそうです。
私は研修医の時から当直が苦手で、睡眠リズムが崩れて不眠症を引き起こすきっかけとなってしまいました。
当直代を稼ぎまくっていた同期には不思議がられましたが、苦手なものは苦手なのです。いつ鳴るか分からないPHSが近くにあり、仮眠すらとれない日々…もう二度と急性期病院の当直は無理だなぁと思っています。
若手の時からそうである人もいれば、あるいは50代を迎えて「年齢的にキツイ…」ということで、当直免除を申し入れするドクターも多いようです。それが受け入れられるケースもあれば、上記のように難しいケースもあるでしょう。
ただ、やはり無理を押しての当直は体力的にも、精神的にも負担となり、思わぬところで医療事故を起こすきっかけにもなると思います。それならば「当直・オンコールなし」病院への転職をお考えになった方がよろしいかと思います。
その病院内では当直は義務かもしれませんが、他の病院では義務でも何でもなく、免除して受け入れをしてくれるところもあります。ですので、現在の病院によほどの事情でしがみつく必要があることを除いて、転職を視野に入れた方がいいのでは、と思います。
少なくとも、まずはリクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどの転職エージェントに相談して、求人を紹介してもらってから考えてみてもいいのではないかと思われます。