コロナ禍で減少していた医師求人数も戻りつつあるも「それでも転職が厳しくなった」理由と3つの対策【医師転職】

ケース別 キャリアの落とし穴|リクルートドクターズキャリア」によりますと、一時は7割ほどに落ち込んだ医師求人数も、平時の状態に戻りつつあるとのことです。

ところが、「今も経営が不安定な医療機関は少なくない」ため、結果として医師採用で見る目は依然として厳しいまま、「医師の希望条件もすんなり通らなくなっている」ところは多いようです。

コロナ禍は一段落ついたとしても、経営状況は遅れて戻ってくる、もしくはしばらく戻ってこないという可能性があり、それに伴って医師の採用条件が厳しくなることが予想されます。

では、こうした転職希望者にとって厳しい冬の時代とも言える現在、どのような対策をとったらいいのでしょうか?

「専門性」ばかりではなく「収益性」が求められている

以前であれば「専門性が高い」ということ自体が評価され、管理職としても採用されていた傾向もあるかもしれませんが、現在のように経営難の病院が多い状況でありますと、「収益性が高い」ということが評価される傾向にあると思われます。

また、管理職付きではない一般医師であっても、「外来で幅広い疾患が診れる、様々な疾患を抱える高齢者の入院患者を診療できる」といったことが求められるのではないでしょうか。

よって、採用面接では、「貴院の収益にとって、どのように私は貢献できるのか」という視点に立って回答を行うよう心がける必要があると思われます。

職場環境への「適応・順応性」をアピール

コロナ禍以前のような「売り手市場」であれば、ある程度の協調性のなさ、スタッフへの配慮のなさなどは目をつぶられていましたが、買い手市場にシフトしつつあるということになりますと、そうも言っていられません。

「職場環境に適応・順応する医師」を求められているわけであり、採用面接の場であっても「協調性・スタッフへの配慮ができるか否か」といったところが厳しく判断される可能性があります。

ですので、面接対策の一貫として「協調性ありますよ」「スタッフへの配慮もできますよ」といったアピールができるようにしておくことも必要かと思われます。

転職活動の期間を長めにとっておく

転職活動において、ある程度は「希望の求人が現れるまでじっと我慢する」ということも必要になります。また、一年を通じて、求人が出やすい時期、出にくい時期というのもあり、こればかりは「運」や「めぐり逢わせ」という部分があります。

さらに言えば、このコロナ禍により情勢はなかなか読みづらいということもあり、以前であれば3ヶ月もあれば十分であったかもしれない転職活動の時期も、長めにとる必要があるかもしれません。

ですので、「退職してから次を探す」ということではなく、「現職場で勤務を続けながら長めの期間をとって転職活動を行う」ということをオススメしたいと思います。

なお、希望条件の見直しで「新たな求人」というのが見つかることもあります。その点、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアに登録して、相談されてみてはいかがでしょうか。

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