「急性期での勤務はもう無理」と思った時に考えるべきこと【医師転職】

m3.comに、47歳の消化器内科医の転職実例が掲載されていました。47歳で実感、「内科系の転職は40代前半に」の記事によりますと、急性期病院で勤務を続けていましたが、「鬱っぽくなっていた」とのこと。1~2時間しか眠れないこともあり、不眠症状も見られていたとのことです。

私も不眠、抑うつ気分などの症状がみられ、次第に眠れない日々で体力を削られて心身ともに弱っていた時期を経験しておりましたので、この辛さは非常によく分かります。

私の場合、「療養型病院に転職を」と考え、実際に面接を受けて内定をいただいておりましたが、やはりこのドクターの場合も同様に療養型病院への転職を検討していたそうです。

ところが、エムスリーキャリアの転職エージェントに「急性期病院で勤務する」ことへの未練を指摘され、結局は急性期病院への転職を行ったそうです。

ただ、そのまま急性期に同じ条件で転職するのでは精神的・体力的にキツイ。ではどうしたのかと言いますと、転職先と勤務条件について交渉したそうです。

・週4.5日勤務

・当直は月2回、土日は免除

・当直明けは外来のみ

・オンコールは月7回

としたそうです。結果、以前の勤務と比べて余裕が生まれ、週1回のバイトもできているとのことです。

ですので、「急性期はもう無理…」と思った時点で、「療養型病院に行くか」という選択肢以外にも、「勤務条件を制限した上で現職場での交渉or転職」するという選択肢もあるというのは頭の片隅に置いておくとよろしいのではないでしょうか。

なお、なかなか交渉が難しいということもあったりしますので、ぜひリクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどにご登録の上、転職エージェントにご相談をしていただくことをオススメしたいと思います。

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