「当直・オンコールを無理して続ける」ことはハイリスクであると思う理由【医師転職】

私が臨床医から産業医に転職した大きな理由の一つに、「当直・オンコールが苦痛だったから」ということが挙げられます。当直や深夜呼び出しなどが重なった時期に、不眠症状が悪化して体調を崩したことで、「臨床を続けるのは無理かもな」と思った次第です。

恐らく、あのまま臨床医を無理して続けていたと思うと、メンタル疾患になることも可能性としてはあったでしょうが、上司とも関係悪化がみられていたため、そうした人間関係のトラブル、あるいは患者さんやご家族とのトラブルも可能性としてあったのではないかな、と思います。

仕事上だけでなく、もしかしたらプライベートでもイライラし続け、家庭にヒビが入ってしまったかもしれません。

もちろん、皆さんがそのような事態に陥るとは思ってはおりませんが、私のように臨床医が向いていないと自覚しながら、「当直・オンコールを無理して続ける」ことで、日々の診療や、あるいはプライベートで問題が生じていたのではないか、と思うわけです。

無理はなかなか続けられるものではありませんし、ストレスを抱えたままどこかいびつな心のまま仕事をしていますと、やはり心身にどこか影響が現れてくるのではないでしょうか。

もし「臨床医、向いてないなぁ」「当直・オンコールがキツイ」と悩んでおられるようでしたら、何も全員、「産業医になってはどうですか?」と言いません。求人の中には、臨床医でも「週4日勤務、当直・オンコールなし」といったものがあります。

今の働き方を見直して、新たな条件で勤務をリスタートするといった選択もあると思うわけです。もし転職を検討されておられるということでしたら、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどの転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

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