医師が自身のキャリアを考える上で考慮していない「プランB」【医師転職】

一昔前ですと、多くの医師が半ば半強制的に入局し、そこから医局の方針に従って勤務医を続けるか、もしくは途中で開業するかといった、至極明快なキャリアを歩んでいたように思います。

ただ、今は医局に入るか否かも選択でき、さらには専門医資格を取得するかどうか、あるいは転科する自由度も高くなっているということもあり、選択肢が多くなっているからこそ、悩む時代に入っているように思います。

しかしながら時代は変わっているにも関わらず、医師がキャリアプランを考える上ではあまり変わっていないように思うのです。「とりあえず入局して、専門医資格を取得して、しばらくしたら開業して…」など、あまりに一方通行で他の選択肢を考慮しない方がほとんどではないでしょうか。

こうしたキャリアプランを考え、大抵の方はなんとかなっているため、支障はないように思うのですが、私のように後期研修中にドロップアウトして、結果として産業医になっている、といったこともありえるわけです。

私の指導医だった方の中にも、外科医だったにも関わらず、持病により内科医に転科している方もおられましたし、あるいは産業医から臨床医に戻るという選択をされたドクターもいます。

あまりコロコロと転科を繰り返したりすることは、もちろん望ましくはないと思いますが、「このキャリアプランがダメだった時、そこで次の一手はどうするか」という視点は必要だと思うのです。そうした「プランB」を考えておくと、いざ転科や転職する必要が出た時、慌てずに済むと思います。

実際、私も後期研修を行っていた病院を退職した時、プランBも何もなく辞めたので、「次はどうしよう…」と迷っていました。数ヶ月のドロッポ医生活の後、リクルートドクターズキャリア[PR]のキャリアエージェントの勧めで産業医になったわけですが、結果としてとてもありがたい出会いだったな、と思っています。

もし今、キャリアでお悩みということでしたら、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどの転職エージェントにまずはご相談いただくことも何らかのきっかけになるのではないでしょうか。

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