ストレスチェック後の面談などに有用な「職業性ストレスモデル」とは【産業医マニュアル】

今日からできる「ストレスをためない方法」|元アマゾン産業医の相談室 #1に、ストレスコーピングについての話題が掲載されていました。

ストレスコーピングの手順としては、「仕事が辛く感じる原因は何か?」を特定した後、以下の「NIOSHの職業性ストレスモデル」でどこに働きかけるべきか考えると分かりやすいとのことです。

NIOSHの職業性ストレスモデル

1) 仕事のストレス要因:無理な仕事、辛い人間関係、将来への不安など

2) 仕事以外の要因:健康問題、家族の問題、通勤が辛いなど

3) 個人要因:性格、職種、年齢など

4) 緩衝要因:相談相手の存在、上司や同僚からの支援など

5) ストレス反応:不眠、不安、体調不良、欠勤など

6) 疾病:うつ病、適応障害など

明らかに業務負荷が高い場合は、「1) 仕事のストレス要因」に働きかけ、上司のサポートが必要ならば「4) 緩衝要因」、仕事を進める上での性格上の問題があれば「3) 個人要因」といった形でしょうか。

こうしたある程度の「型(かた)」がありますと、アドバイスもしやすくなり、この「NIOSHの職業性ストレスモデル」と見つつ、どこに働きかけを行ったらいいのか話し合うのも良さそうですね。

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