40代となり、同期の臨床医と話をしておりますと、まさに「働き盛り」といった多忙な日々を過ごしていると聞きます。まさに科の中心として診療に携わっている様子であり、同期ながら頭が下がる思いです。
そこでふと思ったのが「自分だったらその生活に耐えられるのか?」ということです。同期のドクターもおそらく、筋トレのようなもので日々、少しずつその多忙な勤務にも耐えられるようになったとは思いますが、後期研修も途中でドロップアウトした私はおそらく無理なのではないかと思います。
私のように、最初から過酷な勤務に耐えられないという人もいるでしょう。またその同期のドクターも「この状態で50代後半になったらは厳しいんじゃないかな」と、年齢も関係があると話していました。
この点、ハードな勤務をある程度続けて、限界を迎えたらキャリアチェンジを図り、「少しゆるやかな勤務にして、そこから長く働けるようにする」ということを行う医師は結構多いのではないでしょうか。
このキャリアチェンジの手段として、「同じ科で勤務事態をゆるやかにする」「外科系でゆるやか勤務は難しいので転科する」「臨床医から離れて産業医、社医になる」「フリーランス医師として自分のペースで勤務する」といった方法があるでしょう。
この同期のドクターともその話になり、「産業医ってどうなの?」と質問されましたが、「ああ、俺には合わないや」と言っていました。やはり、向き不向きがあるため、「ゆるやかに働ける」という一点で、適性度外視でキャリアチェンジを考えるのは難しいということですね。
このようなキャリアチェンジの場面でこそ、やはり相談相手や、臨機応変な働き方の提案が必要であるため、リクルートドクターズキャリア[PR]や、エムスリーキャリアなどの転職エージェントに相談しつつ転職活動を行う方がいいのではないか、と改めて思った次第です。