「当直なし」という条件で入職したものの、その条件が原因で職場に居づらくなってしまうケース【医師転職】

前職で燃え尽きてしまったり、体調を崩してしまったせいなであったりと、「当直なし」という条件で転職を検討されている先生方は結構いらっしゃいます。

ただ、そこで注意しなければならないのは、「採用側」と「同僚医師」の認識の差です。採用を決定する側は、「人手が足りないし、当直なしでもいいから欲しい」と希望している一方、現場で実際に勤務している同僚の医師たちは、「俺たちが当直してるのに、新入りは当直しないわけ?」と反感を覚える可能性があるわけです。

さらに言えば、先輩医師で、自分より年上のドクターが当直をしていて、新たに入職する年下医師が当直をしていないと、さらに反感を買ってしまう可能性があります。

実際、私も臨床医時代に「当直なし」で転職先を探していたのですが、そのような条件ということで実際に求人先に応募したところ、「実は年配に医師たちも当直をしており、まだ若いあなたのような人が当直をしてないというのは、雰囲気的に認められない。少しでも当直をして欲しい」と言われてしまったことがあります。

私のケースでは、恐らく「年配医師だったら当直免除」ということだったのかもしれません。やはり、「年上医師が当直をしている」ような施設ですと、なかなか当直免除は「雰囲気的に」好ましくないと思われるようです。

その点、やはり「当直なし」で入職する際には、

・自分より年上、立場が上の医師は当直しているかどうか。

・採用側と現場医師との認識は同じか(当直免除を受け入れられるような職場なのか)。

・自分が当直をできない、しない理由を入職前に伝えてもらえるかどうか。

ということがクリアできるか、あらかじめ入職前に確認しておいた方がよさそうですね。

もしこうした交渉事が苦手、もしくは自分でするのが憚られるようでしたら、「リクルートドクターズキャリア[PR]」や、「エムスリーキャリア」といった人材紹介会社の転職エージェントにご相談いただきますと、代行していただけますので、お考えいただいてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました