産業医になるための「乗り越えるべき3つの壁」とは【産業医転職】

「産業医は楽(ラク)」という認識の臨床医の皆さんが結構おられますが(研修医を始めとして…「産業医は楽(ラク)」と考える研修医の認識が間違っている3つの理由)、産業医になるためには乗り越えるべき壁があります。

そのため、「たとえ楽な職場に転職することができるとしても、乗り越えなきゃいけない壁があるんですよ」ということはご認識いただければと思います。

さて、その「3つの壁」とは果たして何なのか、というのが今回の記事のテーマです。

産業医資格の取得

医師免許だけではなり得ないものが3つあります。それは、「母体保護法指定医」「精神保健指定医」、そして「産業医」です。認定産業医の資格(厳密に言えば、労働衛生コンサルタント試験を突破することでもなれます)がまずは必要になるわけですね。

認定産業医の資格は試験があるわけではないですから、ぶっちゃけ「講座を受けて、単位を集める」だけです。ただ、その単位数も多く、また講座も限られていてなおかつ倍率も高いため、結構単位集めに難渋することもあります。

特に臨床医で勤務しながら講座を受けて単位集めをするのは難しいのではないかな、と思います。

未経験という壁

臨床医で経験をいくら積もうとも、それで産業医の経験が積めるわけではありません。ですので、基本的には臨床医→産業医というコースですと、未経験からのスタートということになります。

もちろん、「未経験可」という企業もありますが、経験者が一緒に応募していたら、それは経験者の方をとりたいというのが採用者側の心情ではないでしょうか。ですので、この「未経験という壁」というのも産業医になるにはあると思われます。

内定を得るまでの壁

基本的には一企業の求人に対して一人の産業医、そして何より基本的には常勤産業医の募集であれば、1000人規模の社員のいる企業ということになります(国内の企業のほとんどは100人以下です)。

相当な規模の企業が求人を出すというわけですので、当然求人数は少ない。なおかつ応募する産業医の数も多いわけですから、倍率も高くなります。

よって、「内定をゲットする」ということも結構難しいということがお分かりいただけるのではないでしょうか。未経験でありますと、なおのこと難しいです(中には、他社の色に染まっていない産業医を一から育てたいという企業もありますが)。

以上です。
産業医になるには、「3つの壁」があるということで、それをまず乗り越える必要があります。産業医にはなりたい、でもなかなか難しくて内定が得られないということでしたら、私も臨床医→産業医となった際にお世話になりました「リクルートドクターズキャリア[PR]」にご相談いただいてはいかがでしょうか。

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もし転職活動に行き詰まっているようでしたら、まず登録してご相談いただくことをオススメしたいと思います。

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