産業医が「契約更新なし」を言い渡されないための3箇条【産業医転職】

産業医は常勤であっても、基本は「1年更新」のところが多いです。1回目の更新は「もう一年おためし」として延長してもらいやすい一方、問題がある産業医ですと「2回目の更新はなしよ」と言い渡されることもあります。

特に、大企業で比較的入れ替わりの頻度が高いようなところですと、その分、企業側の目も厳しいため、「更新しようか、どうしようか」と判断されることも多いと思われます。

私も産業医として入職して2年目までは、契約更新がなされるかどうかということで、更新時期に「どうなんだろう?」と内心ドキドキしていました。

さて、今回はそんな契約更新の話題で、「もう、先生の契約更新はないよ」と言われないようにするための3箇条について書いてみたいと思います。

自分から積極的にコミュニケーションを

ただでさえ一般社員と異なる立場ですので、人事労務担当者なども産業医には「壁」を感じてなかなか相談しづらいといったこともあるようです。ですので、産業医の方から歩み寄り、「いつでも相談どうぞ」といった態度を示しておくことは重要だと思われます。

さらに言えば、特に、産業医の採用などに関わる人事部の課長クラスなどとはこまめにコミュニケーションをはかり、「あの先生、何をしてるか分からない」と言われないよう、日頃の業務のことについて相談をしておくとよろしいかと思われます。

できれば飲み会などにも参加しておくと、日頃の業務も円滑に進みますので、宴席が苦手という先生も、できれば顔を出しておくことをオススメします。

クレームを入れられないような工夫を

面談した社員から、人事側へクレームが入っていたなんてこともあったりします。ですので、面談では「余計な問題発言をしない」よう注意をしましょう。

また、産業医とて人間ですから、中には苦手な社員さんもいるかもしれません。その時には問題を抱えこまず、保健師・人事労務担当者に情報を積極的に共有し、自分一人で対応しないよう心がけましょう。

依頼された仕事は迅速に対応を

講話依頼や、人事側から採用候補者に関しての健康面での問い合わせなどがあったりします。こうした依頼を後回しにし、忘れてしまったりしますと最悪です。

「あの先生、仕事しないよね」と言われないよう、できるだけ依頼された仕事、メール返信などは迅速を心がけましょう。次に仕事を依頼されるかどうかは、こうした地道なところで差がついてくると思われます。

以上です。
一方で、努力していても契約更新がなくなることはあったりします。そんな時はあまり悩んだり自分を責めたりせずに、次の入職先を探しましょう。

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