「医者以外の道で転職を」と考えるのはよくよく考え直した方がいいと思う理由【医師転職】

臨床医を続けていて、疲れてしまっていますと、「医者以外の道で転職を」などと考えてしまいがちですが、よくよくそれはお考えいただいた方がよろしいかと思います。

というのも、産業医の立場から申し上げますと、一般企業で勤務する方が楽、などとは決して言えないと思うからです。

当直や深夜呼び出しがないとは言え、繁忙期には深夜残業が続くなんていうこともありますし、タイトなスケジュールの中、プレッシャーと戦いつつある社員さんの姿を見ていますと、決して楽な道ではないと思います。

また、報酬面で言いましても、「医師で当たり前にもらえている給料」が、一般企業では決して当たり前ではないという点も考えるべきであると思います。高額報酬が提示されているような企業では、それこそ臨床医であっても過酷と感じる業務が待ち受けていると思われます。

もし「臨床医はもうコリゴリ…」ということでしたら、産業医、査定医といった道もあります。実際、私自身もリクルートドクターズキャリア[PR]に紹介していただいた企業に産業医として勤務することになり、そこからなんとか10年弱ほど産業医として働けています。

また、「もう当直は無理…」「時間外の電話対応、深夜呼び出しにはもううんざり…」ということでしたら、そうしたことがない条件で臨床医を続けることもできると思います。

苦労して手に入れた医師免許、そして研修期間を経てきたわけですから、その労力を手放してしまうのはもったいないと思います。まずは「臨床医以外の医師としての道」「ゆるやかに臨床医として働く」といった方法を模索してみてはいかがでしょうか。

ただ、ご自身でそうした求人を見つけるのはなかなか困難です。その場合は、私も利用させていただいております、リクルートドクターズキャリア[PR]といった人材紹介会社にご相談いただくのがよろしいかと思われます。

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