臨床医から「なぜ産業医になるの?」という志望動機は転職活動の開始前に考えておいた方が良い理由

私も臨床医から産業医になりましたが、応募した企業の面接で「臨床医に戻る可能性はありますか?」という質問を投げかけられました。

産業医未経験の医師が応募してきて、企業側としては「すぐに辞められたら困る。本当に産業医をやっていくつもりがあるのか?」といった意図で質問をしていたのだと思われます。

この質問に対して、私は「なぜ産業医になりたいのか、産業医になって何をしたいのか」といった動機について語ったわけで事なきを得たわけですが、この「なぜ産業医なのか?」という志望動機は、人材紹介会社「リクルートドクターズキャリア[PR]」の打ち合わせや、履歴書の志望動機のところにも記載することになります。

もちろん、「臨床医に疲れてしまったから」「もういつ電話がかかってきたり、呼び出しを受けるか分からないような生活はイヤだから」などといった本音はあるかもしれませんが、それは別として、「なぜ産業医になりたいのか」という、よくある質問に対し、答えられる志望動機はぜひ用意しておきたいところです。

「生活習慣が元で、本来は予防できて、ならなくていい病気に苦しめられる患者さんを多く見てきて、そこを変えたいと思ったから」といった、予防医学への興味や、「仕事や人間関係に悩む社員さんが受診することがあり、働きやすい環境を整えることに興味をもった」といった産業医学的な興味があるといったことなど、臨床をしている中で、産業医の業務とどのような接点があったか、といったエピソードだと語りやすいのではないでしょうか。

こうした志望動機については、上記のように人材紹介会社に相談する上でも質問されると思われますので、まずは転職活動前に用意しておくと、スムーズに転職活動が行えると思われます。

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