「産業医の使い方」を意外に知らない企業もあったりします【産業医マニュアル】

「社員数が1000人を超えた。これからは常勤産業医を雇わなきゃな…」といった企業に初めて産業医として入職しますと、意外と「産業医の使い方」を知らないというところがあります。

安全衛生委員会、職場巡視、復職時面談、長時間勤務者面談…など、定常業務は用意されていることはありますが、「どこまで産業医に相談していいか分からない」といったこともあったりします。

たとえば、「社員のことじゃなくて、家族の病気のことなんだけど相談していいの?」「自分のことじゃなくて、部下のことなんだけど相談していいの?」といったことや、「新入社員の講話をお願いしたいんだけど、大丈夫?」などなど、ちょっとおっかなびっくりと問い合わせをしてくるといったことがあります。

ですので、「ぜひ何なりと相談しにきてください!」とアピールをしていかなければなぁ、と思った次第です。その場としては、安全衛生委員会や、管理職の長時間勤務者などで、「ご自身の健康上の問題や、ご自身でなくても、部下やご家族のことでも結構です。ご相談なさりたいようでしたら、ぜひいらっしゃってください。メールや電話でも対応します」と言い添えるようにしていました。

おかげか、徐々に相談にいらっしゃっていただけるようにはなりましたが、「どこまで相談していいの?」「どこまで産業医って使っていいの?」といったことはあまり分からない、といったことが正直なところのようです。

この点、大企業などであらかじめ「産業医に仕事が勝手に割り振られる」というようなことではなく、面白いなぁと思いました。現在、保健師もおらず、産業医一人体制ということもあり、保健指導も担当したりと、仕事を自ら開拓していく感じが楽しいです。

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