「滅私奉公」で働くことができない医師もいるのです

私の弟も医師ですが、その働く環境は大きく異なっています。いわゆる「僻地医療」に従事しており、さらに激務である産婦人科医を行っています。しかも最年少である彼は、オンコール・当直を多く引き受け、妻子とも会えない日々の中、病院で奮闘しています。

本当に頭が下がる思いです。そのような生活を私ができるか、と言ったら少し想像」しただけでも「無理!」と即答してしまいます。

「同じ医師」ではあっても、その働き方は様々であり、私生活を犠牲にして働く医師もいれば、プライベートを大事にしたいという医師もいます。そもそもの前提ですが、「滅私奉公」できない人というのはいるのです。少なくとも私は、そうした働き方はしようと思ってもできません。

もちろん、プライベートを制限してでも働く人々を否定するつもりは毛頭ありませんし、リスペクトしています。ですが、注意しなければならないのは、「滅私奉公できないタイプの人間にも関わらず、無理して働き続けている人」の存在だと思うのです。もしくは、「医師たるもの、滅私奉公で働かなければならない」と思い込んでいる人も危険だと思います。過労死は、「まさか自分が…」という人にも降りかかる問題です。

今、もし「滅私奉公的な働き方」に疑問を感じていらっしゃるようだったら、その働き方を見直すチャンスだと思います。そこでぜひ、「この働き方を1年、5年、10年とし続けることはできるだろうか?」と自分自身に問いかけてみてください。

「無理だ」と思われるようだったら、無理のない働き方をしてみませんか。

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