30年で様変わりした医師の転職事情-ネット普及やポスト不足で40代・50代医師も転職してます

日経メディカル「ネットで医師の転職スタイルは様変わりした」で、医師の転職サポートを行う(株)メディカルビジョンの米満裕樹氏のインタビュー記事が掲載されています。

30年ほど前ですと、医局を離れるとなると、「やむにやまれぬ事情」がある方だけだったようです。医局の力が強く、離れるにはよほどの決断力が必要だったわけですね。ですが、医局の力が弱まるのに伴い、さらには98年の有料職業紹介事業の規制緩和、2004年の新医師臨床研修制度が実施され、2009年頃から活発化していったようです。

「特殊な事情の人」が主体であった医師転職が、もはや「普通の医師」主体のものになりつつあるようです。さらには、インターネットのインフラ整備、スマホの普及に伴い、ネット上で転職活動が完結するようになり、手軽さから「転職してみよう」と思う人が増えている理由になっているようですね。

人材は固定化するのではなく、流動化する動きが活性化し、「良い求人」から埋まっていってしまうという状況になると考えられます。もし転職を少しでもお考えならば、人材紹介会社に登録し、日頃から求人情報に目を光らせておくことが、重要ですね。

と言っても、単にネットで情報が得られるので、それほど苦労する必要もないでしょう。また、最近ですと「電話ではなく、メールで対応してください」という先生も多いので、キャリアエージェントも心得ています。いちいち電話応対しなくてもいいというのは、さらにハードルを下げることになるでしょうね。

良い転職するには、情報戦に勝利する必要があります。「エムスリーキャリア」や「リクルートドクターズキャリア[PR]」などの複数の人材紹介会社に登録し、求人情報を集めてみてはいかがでしょうか。また、現在では40代以上限定の「40代50代60代の医師転職ドットコム」といった人材紹介会社もあります。

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