産業医として「週3日・短時間」で働く上でのメリット・デメリット

産業医の求人を見ておりますと、「週3日でなおかつ6時間勤務」という内容の求人が募集中であったりします。私自身も、そうした形で勤務しているわけですが、「最近よく見かけるようになったな」という印象であったりします。

もちろん、バイトはしているわけですが、それでもこの働き方は私にとってはありがたい就業条件です。

私を含め「フルタイムで働きたくない。働く時間は短い方が良い」という医師も中にはいるでしょうし、企業側も「年収をさほど上げて提示しなくて良い」というメリットはあると思います。

では、医師側にとって、この産業医として「週3日・短時間」で働く上でのメリット・デメリットとしては、どのようなものがあるでしょうか?

医師側のメリット

週3日勤務でなおかつ短時間勤務ということで言えば、土日を除いた2日間を「終日バイトにあてる」ということもできます。そこで実入りの比較的良いバイトを行うということでバッチリ稼ぐ、ということもできると思います。

また、バイトは一日だけにして「週休3日」生活を謳歌するという使い方もできると思います。平日に一日、フリーで過ごせますと、土日に混雑するようなところにも気軽に行けたりします。また、二泊三日の小旅行も行けるわけです。

可処分時間が単純に増えることで、勤務医やフルタイムで産業医をしている時にはできなかったことができるかもしれません。子供がいるとなかなかそうはいかなかったりしますが、その時は「バイトでばっちり稼ぐ」ということにシフトしてもいいかもしれませんね。

医師側のデメリット

やはり物事にはメリットだけではなく、デメリットも存在します。週3日・短時間勤務ですと、上記にあるように、「本業」での年収は明らかに下がると思います。

おおよそ800~1,000万円程度にはなると思いますので、「やはりバイトで補填せねば…」という気持ちにはなると思います。医師として平均的な年収1,600万円程度を稼ぐということになれば、結構頑張ってバイトする必要があるのではないでしょうか。

また、社会保険が「非適応」という求人も中にはあり、国保に入って割高な保険料を払わなければならない、ということもあります。私も社会保険に加入できなかったため、これが最も「痛いなぁ…」と思っています。

あとは、恐らくこの働き方に慣れてしまうと、フルタイム勤務にはもはや戻れなくなると思います。ですので、転職せざるを得ないとなったら、同じような条件での求人を探すと思われます。

以上です。
もちろん、メリット・デメリットはありますが、私としてはメリットの方が上回るかな、と思っております。もしご興味がありましたら、

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