健康診断は、一般健康診断と特殊健康診断に大別され、そろぞれ目的が異なります。一般健康診断は、①労働者の健康状態の把握と対処、②労働適正の判断と是正、③作業関連疾病、特に脳心疾患の予防と保健指導 である。また、特殊健康診断は、有害職業因子による健康障害(職業病)の早期発見と対処です。
それぞれの特徴を以下に示します。
項目 | 一般健康診断 | 特殊健康診断 |
目的 | ①労働者の健康状態の把握と対処 ②労働適正の判断と是正 ③作業関連疾病、特に脳心疾患の予防と保健指導 |
有害職業因子による健康障害(職業病)の早期発見と対処 |
対象疾病 | ①業務・職域関連健康障害 ②作業関連疾患、生活習慣病 ③適正配置を検討すべき疾病 |
職業病 |
対象 | 全ての労働者 | 有害業務に常時従事する者 |
健診内容 | 同一の定められた項目 | 有害業務ごとに定められた項目 |
料金負担 | 事業者 | 事業者 |
時間負担 | 健診時間を労働時間とするが、労使の協定による(労働時間とするように求められている) | 検診時間は全て労働時間 |
派遣労働者の責任 | 派遣元 | 派遣先 |
判定 | 診断区分(産業医が望ましい) 就業区分(産業医) 保健指導区分(産業医が望ましい) |
A、B、C、R、T判定(産業医が行う) |
結果の本人への通知 | 必須 | 必須 |
監督署への報告 | 常時50人以上の事業場の事業者 | 全ての事業者 |
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