医師の採用面接で、特に年配の先生方に多いそうですが、「上から目線」な発言・態度がマイナス点となっていることがあるそうです。それなりの地位・キャリアにある先生が転職活動をなさる際、そうした言動・態度が知らぬ間に出てしまってる、なんてことがあります。
「上から目線」の実例で言うと、電子カルテが導入されてないと知るや否や、「なんで導入されてないんだ」などと言ったり、診療システムや診療状況について、つい口を挟みたくなり、「そんなことをやっているのか」などです。悪気はなくても、ついつい口走ってしまい、同席しているキャリアエージェントがヒヤヒヤしている、なんてこともあるそうです。
たしかに、「先生をお迎えしたい」という立場の医療機関としては、そのような言動・態度はマイナスにはなっても、プラスにはなりません。ほぼ横並びの候補者がいる場合、落ちてしまう、ということにもなりかねません。
あくまでも採用面接を受ける側なのだということを肝に銘じたほうが良さそうですね。また、最近の傾向として、キャリアや肩書きよりも、「コミュニケーション能力」「スタッフとの連携」「後進を育てる」といったことを求めていることもあり、「上から目線」な言動・態度はご注意いただいたければと思います。
また、入職した後も、スタッフとの軋轢を生じる可能性があり、居づらい環境にはしないためにも、できるだけ相手の立場などに配慮し、コミュニケーションをとられることが望ましいですね。