「一流の勤務医」とは何かと言えば、病院のためにプライベートの時間を犠牲にしてまで、ストレスまみれになって働く…というのが私のイメージです。言葉は悪いですが、平たく言えば、「病院の奴隷」といったことでしょうか。
一方で、「一流の内科医」「一流の外科医」などは目指すべきだし、目指す価値のあるものであると思います。そうした志があることで、キャリアアップ・昇給が望めることは確かだと思われるからです。
こうした違いをしっかりと認識しているかどうかというのは大きいと思います。
「一流の勤務医」≠「一流の内科医」や「一流の外科医」であり、「一流の勤務医」の先にそれら「一流の内科医」や「一流の外科医」が待っているとは限りません。キャリアアップのための修練は積めず、単なる「小器用で都合の良い医者」に終わる可能性が高いと思います。
「あなたは結局何を目指してるの?」と問われた時に、「一流の勤務医」という人は少ないと思います。そこは、「一流の血液内科医」「一流の消化器外科医」などと答える方が多いでしょう。こうした区別をしっかりと認識し、キャリアアップについて、改めて考えてみませんか?
良いように病院や上司、医局に使われ続け、「小器用な医者」で終わる必要はありません。あなたはあなたが望むような人生を送るべきです。
キャリアアップが望めないのならば、さっさと転職すべきです。
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