「体調不良でも医師は無理して勤務」しなければならない異常さを認識しましょう

内科の勤務医時代は、風邪で熱を出しても「休みたいんですが…」と言えない環境でした。今思えば、異常ですよね。周囲に風邪をうつす可能性もあるわけですからね。

上司も「休め」というどころか、「マスクしろ」「温かい味噌汁を飲め」(今となっては笑い話ですが、上司に本当に言われましたよ)と言うだけ。気管支炎になってると判明した時点でも、「抗生物質、何を出そうか?」と言われただけで、「休め」とは言われませんでした。

「風邪ごときで休むな」という時代錯誤な企業は、未だにあるんでしょうけども、少なくとも医療従事者の現場がそんな状況にあるのは、おかしいと今なら思えます。

現在は産業医で、社員の方々との面談もありますが、ゆったりとしたスケジュールで、なおかつ後日に延期なども余裕でできます。むしろ、風邪をうつされたくないでしょうし、体調不良の私とは、面談したくないでしょう。

内科医でもそうじゃないですかね。外来で、ゴホゴホと咳をしている医師に、患者さんは診られたくないはずです。

繰り返しますが、体調不良の医師に、自己管理のなさを責めたり、休ませず、「体調不良でも医師は無理して勤務」なんていう状況は異常です。それでも無理させて働かせようとする病院だったり、上司のマネジメントが行き届かないところだったら、やっぱり転職すべきです。

そんな病院に見切りをつけたくなったら、体調が快復してからさっそく、
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