「ほぼ常勤」的な嘱託産業医としての働き方という選択のメリット・デメリット

リクルートドクターズキャリア[PR]に、東京都江東区の産業医「非常勤」求人が掲載されています。

こちらの求人、9:00~17:30で週に2~3日勤務するそうです。常勤産業医でも「週に3日」という勤務はあるわけで、働き方は「ほぼ常勤産業医」のような形になるのかな、と思います。

主な勤務条件

上記の
・勤務日数:週2~3日
・勤務時間:9:00~17:30
に加えて、
・報酬:80~90万円(週3勤務、月額)

となるそうです。なお、オンラインでの面談を希望される社員さんも多いようで、リモート出勤のような形となる日もあるのかもしれません。

メリット

あくまでも「嘱託産業医」であるわけで、契約上の縛りなどがなければ他社でも嘱託産業医として勤務することは可能だと思います。

ですので、週3日勤務の他にも、他社を訪問するといった働き方は可能だということですね。これがやはりメリットとしては大きく、常勤の専属産業医とは大きく異なる点であると思います。

また、常勤であれば社員数1000人~規模とはなりますが、その条件が該当しないとなれば、社員数は少なくなり、業務量的にも常勤産業医よりも少なくなる可能性もあると思います。

デメリット

嘱託産業医ということになりますと、やはり社保加入が可能かどうか、というところが気になります。加入できないということになると、自分で割高な国保に加入しなければならないという可能性もあります。

また、有給も取得できずに「休んだらすぐに給料に響く」という形になることも言えるでしょうし、また何ヶ月契約になるかは分かりませんが、常勤産業医よりも不安定な立場、となることは考えられます。

以上、それぞれメリット・デメリットはあるとは思いますが、「嘱託産業医として勤務」をメインにお考えのドクターには検討する価値のある求人ではないでしょうか。

リクルートドクターズキャリア[PR]に掲載されておりますので、「求人番号 JOB582558」でお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

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