産業医の求人票などで、企業がたとえば「900~1400万円」と500万円近くの幅がある年収で募集をしている場合、採用面接で「希望の年収額は?」と質問されたらどうしますか?
それは「もらえるもんなら最大限もらいたい」と言いたいところではありますが、やはり「それでは内定をもらえなくなってしまう可能性がある」というわけで、どのあたりのラインを狙うか、というところも一つのキーポイントになるかと思われます。
1000~1200万円ぐらいだったら、「じゃあ、真ん中で」といったこともしやすいですが、500万円ほどの幅があると選択は難しくなります。
ポイント1 考慮すべき条件
まず、考えやすいところで言えば、「勤務日数」や「卒後年数や経験年数」などがあります。
勤務を週4で行うのか、週5で行うのかという点で言えば、それは週4より週5の方が年収は当然、高く希望できると思います。「週4なら1000万円、週5なら1200万円かな」といった検討が一つできると思います。
また、「卒後◯年」というのも目安にはなり、卒後10年を一つの区切りとして考えることもできると思います。求人によっては、モデルケースで「卒後10年で1000万円」などの具体例が書かれていることもあります。
また、産業医未経験か、それとも「3年」「5年」などの産業医経験があるかどうかも判断材料とすることができると思います。やはり産業医未経験ということであれば、「経験を積む」ことを優先させて、年収を低めに希望する、という戦略もあると思います。
ポイント2 他の求人との比較検討
リクルートドクターズキャリア[PR]などの求人紹介会社に相談をして、求人を紹介してもらうということで言えば、「一社だけ紹介」ということはあまりないかと思います。
比較検討をするため、何社かの求人を紹介してもらうと思いますので、その求人を見比べていきますと、「ああ、なるほど。おおよそ1100万円ぐらいが妥当なラインかな」といったことが見えてくると思います。
ただ、勤務時間も(1日8時間か、7時間かなど)それぞれの企業で異なっていたり、勤務日数も異なっていたり、あるいは企業の規模(やはり大企業の方が年収は高くなりやすい)によっても異なりますので、そのあたりは少々、補正をする必要はあるかと思います。
ポイント3 前職との比較
産業医をすでにしていて、そこから他社に転職ということであれば、やはりそれは最も比較がしやすいと思います。「前はこれくらいだから、転職先ではこれぐらい」ということを、勤務条件・業務内容を比較して言いやすいのではないでしょうか。
ですが、「勤務医から産業医への転職」ということで言いますと、やはりそれはなかなか比較しづらいところではあると思います。さすがに「前職は1500万円だったから、そのまま1500万円で」とは提示できないところではないでしょうか。
その場合、残業や当直・オンコールなども結構な数をこなしていて、「年収1300万円」ほどということであれば、「残業や当直なしで働けるなら、これぐらいでいいかな」といったことで希望年収を設定できるということもあるかもしれません。
以上となります。
もし、希望年収の提示に困ってしまった、ということであれば、リクルートドクターズキャリア[PR]などの転職エージェントに相談をしますと、「おおよそこのぐらい、他のドクターはもらっているようですよ」といったことを教えてもらえることもありますので、それを踏まえて提示する、ということでもよろしいかと思います。その上で、上記を参考にお考えいただいてはいかがでしょうか。

