産業医の年収の事情-「昇給あり」「固定給」の求人を選ぶ上でのポイント

産業医の年収のとしては、大まかに言って昇給がある企業と、昇給のない固定給の企業があります。

この「昇給あり」なのか、「固定給」なのかというのは企業によって異なるわけですが、「どちらがいいと思う?」と質問されたら、ほとんどの方が「昇給あり」の方を選ぶのではないでしょうか。

では、「昇給ありの求人の方が絶対良いか?」という話になりますと、実はそうとも言えない事情があります。そこで今回は、こうした産業医の年収事情について書いてみたいと思います。

「昇給あり」のメリット・デメリット

昇給がある企業で言いますと、医師としての経験年数によって、あるいは在籍期間によって昇給する場合、あるいは業績評価によって昇給が決定される場合があります。一方、固定給ですと入職した時点での年収そのままということになります。

ですが、必ずしも「昇給あり」の場合が良いかというと、そうではない可能性もあります。まず、医師の経験年数、年功序列的に「年々、昇給していく」というパターン。この場合、入職時の年収が低めに設定されるケースもあります。

実際、私がエントリーした超大手企業もこの昇給がある年収制度でしたが、提示された額は希望条件をかなり下回っていました。

もちろん、長く勤務できればいいと思いますし、順調に「エリアの統括産業医」などになるとかなり高額の年収になるといいます。ですが、目先の希望年収を優先する私のようなタイプでは「ちょっとその額では…」となるかもしれません。

「業績評価」の問題点

年次、入職期間ではなく、業績評価によって昇給があるケースもあります。要は、目標設定を行い、その目標をどの程度達成できたのか、業績を企業側が評価して年収を決めるというパターンです。

ただ、この業績評価も「人事課長・部長の胸先三寸」というところがあり、曖昧な評価基準によってなかなか昇給できない、あるいは「目標達成ができない」ことが続きますと、契約延長をしてもらえない、なんてこともあり得ます。

私が入職した企業では、この業績評価のための1 on 1でミーティングが、半期に一度行われていました。私はこの「よくわからない基準で評価される」ミーティングがイヤで、「これがあるぐらいだったら、昇給なんかいい!」と考えるようになりました。

もちろん、公正な評価をしてもらえる企業もあるとは思いますが、私自身は二社目の企業での評価に納得がいかないと感じておりました。そのため、三社目の転職では「固定給で、入職時の年収のまま、業績評価がない」という求人を中心にエントリーしていました。

ただ、このあたりはメリット・デメリットがそれぞれあり、本当に好き嫌いの部分だと思います。「昇給がないとモチベーションが上がらない」という方もおられるでしょうし、「業績評価を気にせず、固定給がいい」という方もおられるでしょう。

このあたり、 リクルートドクターズキャリア[PR]の転職エージェントに相談することで、希望条件に沿った求人を紹介してもらえますので、まずは相談をしてみてはいかがでしょうか。

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