私自身、「従業員数が増えたから、このたび嘱託産業医(月1訪問)から専属産業医を募集することになりました」という求人に応募して、入職した経験があります。
すでに健康・安全管理体制が整備された状態の企業に「タッチ交代」で入職するのとも違いますし、また「まるっきりイチから体制作り」をするのでもないという環境への転職ということになるわけです。
では、そのような転職をした場合、どのようにことになるのか、という点について今回は書いてみたいと思います。
就業条件について
そもそもは「月1訪問」などでほぼまかなっていたわけですから、その点、企業側が「勤務日数・時間は短め」に設定する傾向にあるのかもしれません。
実際、私も週3勤務ですし、同様の形で専属産業医を募集している民間医局[PR]の横浜の産業医求人も同様に「週3勤務(4日勤務も応相談)」となっています。
週4日勤務よりも、それは週3勤務の方が当然「安上がり」になるわけで、このあたりはもしかしたら共通して「勤務日数・時間は短めにしてコストを抑えよう」と考える傾向にあるのかもしれません。
週3勤務の場合は、「社会保険 なし」という求人もありますので、その点は注意が必要かな、と思います。なお、上記の横浜の求人は社会保険への加入ができるようです。
業務の変更について
私の場合ですが、どうやら以前勤めていた嘱託産業医の先生がやや「クセ強め」で独自ルールがあり、それを一つずつ「こうした方が効率的ではありませんか?」と提案して変えていくのにやや時間がかかり、その点は苦労しました。
一方で、ある程度は業務についての知識や経験のある人事労務担当の社員さんが結構いましたので、その点は「イチから話し合って業務のフローを決めていく」ということはせずに済んだので、これはよかったかなと思えた点でした。
「今あるルールや業務フローをどう変えていくか」ということは、関係部署もあることですので、そこを巻き込んで話し合いをしていく必要がありますので、入職したてではなかなかできず、「ちょっとしばらくは様子見」しつつ、慣れてきたら「これってどう思います?」と切り出していく、ということをしていきました。
採用について
嘱託産業医から専属産業医への変更、ということもあって、やはり企業側も「産業医に相談しながら体制づくりをしていきたい」と考えている節がありました。
ある程度の知識・経験がある産業医を雇いたい、という様子でしたので、その点はやはり「未経験でこれから産業医」という方の入職は難しかったのかもしれません。
では、実際入職してみてどうだったのかと言いますと、私としては「正解だったな」と思います。以前までは「それまで専属産業医がいた企業」に入職していた時よりも、「意見を聞いてもらえる、反映してもらえる」という環境で働けているので、その点はよかったな、と思える点です。
以上となります。
もしこうした「従業員数の増加に伴う専属産業医の募集」求人にご興味がありましたら、民間医局[PR]にご登録の上、求人番号「24-JV300288」でお問い合わせいただいてはいかがでしょうか。
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